授業テーマ
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イギリス公使館の日本語学習
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授業のねらい・到達目標
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1858年の日英修好通商条約の第21条には、イギリス外交官が江戸幕府に提出する文書は5年後から英語で行うことが規定されていた。それまでの5年間はオランダ語が使用された。このため日本側では蘭学から英学への移行が急務になった。一方、イギリス側はオランダ語よりも日本語に精通した外交官の養成を急いだ。この間の事情を解明し、あわせて学生の研究報告も行う。
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授業の方法
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主として講義形式となる。学生に研究報告をもとめる場合は演習形式となる。
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履修条件
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とくになし。
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事前学習・授業計画コメント
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幕末の対外関係史、とくに日英関係史の著作・論文を読んでおくこと。
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授業計画
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1
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ガイダンス
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2
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幕末の日本
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3
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日英修好通商条約
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4
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第21条問題
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5
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日本語、オランダ語、英語のコミュニケーション
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6
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蘭学から英学へ
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7
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オランダ語外交官(幕府)
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8
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オランダ語外交官(イギリス公使館)
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9
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日本語の学習方法(1)
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10
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日本語の学習方法(2)
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11
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日本語外交官(イギリス公使館)の誕生
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12
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情報集収能力(イギリスとフランス)
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13
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対日外交活動の活発化
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イギリス公使館の日本人人脈
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15
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まとめ
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その他
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教科書
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授業中に適宜指示する。
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参考書
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とくになし。
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成績評価の方法 及び基準
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平常点(80%)
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授業参画度(20%)
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