授業テーマ
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承久の乱における中央貴族と東国武士、および法然系浄土宗の関係を追及する。
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授業のねらい・到達目標
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承久の乱は従来、政治的問題としてのみ主として扱われてきたが、東国武士のうち特に下野に本領をもった宇都宮一族の場合を取り上げて、宗教史・文化史上の承久の乱の意義をも考えたい。宇都宮氏の棟梁頼綱は、法然の門弟証空の弟子であるとともに、宇都宮歌壇を作り上げたほどの歌人であり、後鳥羽上皇と源実朝との雅な交際のも深く関わっていた。
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授業の方法
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特殊講義であるから、講師の主導のもとで講義を進め、講義中に聴講者へ発言をもとめる。活発な討論を期待したい。前期は、特に東国武士・宇都宮一族の動向を追って行きたい。
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事前学習・授業計画コメント
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歴史学は暗記モノではない。講義の内容・目的を良く理解し、疑問があれば遠慮なく発言・質問する積極性が必要である。
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