授業テーマ
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伝統方言の現在
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授業のねらい・到達目標
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日本語の伝統的方言の分布とその様相については、国立国語研究所による1960年代~1980年代の調査に基づく『日本言語地図』『方言文法全国地図』などの成果から知ることができる。しかし、2000年代を迎え、その様相は大きく変化していることが予測される。この授業では、伝統的方言の分布とその様相についての再確認をするとともに、こんにちどのような変化が確認されるか、方言を構成する要素ごとに検討する。このことを通して、方言の面接調査法とその分析・報告方法を学ぶ。最終課題は、毎回の項目についての報告を総合的な観点からまとめたものとする。
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授業の方法
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講義と発表・討議。受講者は関心のある地域を担当し、項目の検討ならびに調査報告を行なう。
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事前学習・授業計画コメント
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『日本言語地図』『方言文法全国地図』に一度は目を通し、どのようなものであるか理解しておくこと。また、地域をどこにするかについても考えておくこと。次のサイトなども参照のこと。「『日本言語地図』データベース」http://www6.ninjal.ac.jp/lajdb/「『方言文法全国地図』データベース」http://www6.ninjal.ac.jp/gaj_map/
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