科目名  日本教育史特論2
          
  
2 単位  
 
教育学専攻  
前期課程  
後期 
選択 
教員名  小野 雅章 
授業テーマ
日本教育史研究(近現代)の課題と展望 
授業のねらい・到達目標
本授業は、担当者が執筆した「日本教育史の研究動向(近現代)」『日本の教育史学』第54集、2011年10月の成果に基づき、日本教育史(近現代)の最近の研究動向を概観し、研究の到達点と今後の研究の展開に関する展望を概略的に行うものである。これまで、『日本の教育史学』に掲載された「研究動向」や『講座日本教育史』第一巻~第五巻、第一法規、1984年、さらに教育史学会編『教育史研究の最前線』日本図書センター、2007年等を視野に入れながら、これからの日本教育史研究の課題を概説的に論じたい。
受講生は、各自の研究課題を設定するうえで、何が課題となっているのかを確認し、修士論文や博士論文執筆のテーマ設定のための一助として欲しい。 
授業の方法
講義形式を基本とするが、適宜「研究動向」に関する論文の読み合わせを含めたいと考えている。 
授業計画
1
ガイダンス 
2
教育制度・政策に関する研究1(教育制度の比較史的研究の重要性と今後の課題) 
3
教育制度・政策に関する研究2(戦後教育のとらえ方について) 
4
教育制度・政策に関する研究3(天皇制公教育のとらえ方について) 
5
初等教育に関する研究1(義務教育研究の視座と課題) 
6
初等教育に関する研究2(高等小学校と中等教育との複眼的研究の提案) 
7
中等教育に関する研究1(1920年代以降の旧制中学校研究の重要性) 
8
中等教育に関する研究2(高等女学校教育の現代への影響) 
9
中等教育に関する研究3(実業学校研究の重要性と難しさ) 
10
高等教育に関する研究1(旧制高等学校研究の現在) 
11
高等教育に関する研究2(旧制専門学校研究の現在) 
12
教員・教員養成に関する研究(教員・教員養成研究の新視点) 
13
教科教育史に関する研究(教科教育史の重要性と難しさ) 
14
教育方法・教育内容に関する研究(教育方法と教育条件の関係史) 
15
まとめ 
その他
成績評価の方法
及び基準
平常点(65%) 、 授業参画度(35%)