授業テーマ
|
教育学の古典を読む
|
授業のねらい・到達目標
|
デューイ(J.Dewey,1859-1952)の教育学上の主著『民主主義と教育』(1916年刊)は、20世紀を代表するすぐれた教育学書であり、現代日本の教育に対する影響にも計り知れないものがある。それゆえ、教育学を専攻する大学院生にとっては、一度は真正面から取り組むべき不朽の名著だといえる。一年をかけて全編を読破し、研究者として必須な教育学的思考力を鍛錬しよう。
|
授業の方法
|
『民主主義と教育』は、民主的社会のあり方と教育とのかかわりを原理的に論究した書物であるが、なかなかに手ごわい思想的・理論的内実を蔵しており、一人で読んでいるだけでは、その真髄を把握することが困難である。それゆえ、受講者が各章を分担して順に発表し、全員で自由に議論を交わしつつ、集団的思考を通して批判的・創造的な解釈を積み重ねていく形式で授業を進める。
|
授業計画
|
1
|
デューイの生涯と業績(1)
|
2
|
デューイの生涯と業績(2)
|
3
|
第1章 生命に必要なものとしての教育
|
4
|
第2章 社会の機能としての教育
|
5
|
第3章 指導としての教育
|
6
|
第4章 成長としての教育
|
7
|
第5章 準備、開発、形式陶冶
|
8
|
第6章 保守および進歩としての教育
|
9
|
第7章 教育に関する民主的な考え
|
10
|
第8章 教育の諸目的
|
11
|
第9章 目的としての自然的発達と社会的に有為な能力
|
12
|
第10章 興味と訓練
|
13
|
第11章 経験と思考
|
14
|
第12章 教育における思考
|
15
|
前期のまとめ
|
その他
|
教科書
|
デューイ著(松野安男訳)
『民主主義と教育』
岩波書店(文庫)
1975年
|
参考書
|
授業中に適宜紹介する。
|
成績評価の方法 及び基準
|
平常点(100%)
コメント[出席状況や授業への参加度(発表や発言など)を考慮して、平常点で評価する。]
|
|