授業テーマ
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体育学の研究方法について(2)
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授業のねらい・到達目標
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体育学は応用科学であり、関連領域の科学によって、統計処理を中心とする領域、事例研究の積み重ねを必要とする領域と、その方法論をとっても多様なアプローチの仕方がある。積極的に学会での発表を目指して研究を進める上で、その方法論を理解するとともに、他領域からのアプローチの可能性についても検討することが必要である。この演習では、広い視野から研究内容を検討できるようにすることをねらいとしている。
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授業の方法
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受講生の研究領域は多様であり、それぞれが研究してきたこと、関連した文献、さらにはこれからの研究計画の全てが、研究方法論についてディスカッションを行うための資料となる。この演習では、いろいろな研究方法に共通した点、あるいはそれぞれの研究領域で認められている方法について理解を深めていく。
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事前学習・授業計画コメント
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修士2年は修士論文の進行状況、修士1年は研究内容の確定と研究方法の決定を目標とした発表を行い、その内容をディスカッションのための資料とするが、研究方法の決定に当たって参考とした文献を提示するようにする。 文献検索に当たっては、関連する学会が複数にまたがっていることが多いことを確認し、できるだけ複数の学会から参考文献を紹介して発表するようにする。また、研究を進めるに当たって、質的な研究として進めるべきか、量的な研究として進めるべきかについてもディスカッションの対象とする。 研究発表が可能になった者から結果および考察を含めた発表に展開するが、学会発表については学会の発表形式に基づいた方法でのディスカッション方式をとる。 また修士2年の修士論文については、論文そのものの内容を対象としてディスカッションを行う。 修士1年については、年度内に進めることができた研究内容について発表することによってまとめとする。
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