授業テーマ
|
有機化学反応を一貫した基本原理に基づいて整理•理解する。
|
授業のねらい・到達目標
|
多種多様で複雑にみえる有機化合物の反応は基をただせば軌道と電子の動きによって支配されている。数式を用いる事なく、その支配原理を有機化学の観点から定性的に理解することを目標とする。
|
授業の方法
|
できるだけパワーポイントを用いて見易い軌道相互作用や反応経路を図示し、受講生の理解に合わせて進める。
|
授業計画
|
1
|
有機反応を支配する諸要素
|
2
|
酸と塩基:ハード•ソフト(HSAB)則とフロンティア軌道
|
3
|
置換基効果と反応性
|
4
|
極性反応(1):求核攻撃とSET
|
5
|
極性反応(2):親電子攻撃
|
6
|
極性反応(3):芳香族の反応
|
7
|
極性反応における立体化学
|
8
|
ペリ環状反応(1)
|
9
|
ペリ環状反応(2)
|
10
|
ラジカル反応
|
11
|
ラジカル反応における立体化学
|
12
|
溶媒効果
|
13
|
金属反応場で進行する有機反応(1)
|
14
|
金属反応場で進行する有機反応(2)
|
15
|
総括
|
その他
|
参考書
|
Ian Fleming,
Molecular Orbitals and Organic Chemical Reactions
, Wiley
, 2009
|
成績評価の方法 及び基準
|
平常点(50%)
、
レポート(50%)
|
|