科目名  気候変動論
          
  
2 単位  
 
 
3 年  
前期 
選択 
教員名  三上 岳彦 
授業テーマ
気候変動と人活動の関わり 
授業のねらい・到達目標
過去から現在まで、地球の気候は変動を繰り返しており、人類の生活や文化・社会に大きな影響を及ぼしてきた。近年は、地球温暖化問題にみられるように、人間活動が気候を変えようとしている。本講義では、第四紀の気候変動について、変動の実態と要因を学び、人間社会との関わりを理解する。 
授業の方法
講義形式。テキストは使用しないが、毎回プリントを配布する。視覚的理解を深めるため、映像資料を併用する。 
履修条件
「気候学」を履修していること。 
授業計画
1
気候変動の時間スケールと空間スケール 
2
過去200万年間の気候変動:氷期・間氷期サイクルとその原因 
3
過去2万年間の気候変動:最終氷期以降の気候変動 
4
過去2000年間の気候変動:中世の温暖期と近世の小氷期 
5
歴史時代の気候復元(1):花粉分析と樹木年輪分析から気候変動を読む 
6
歴史時代の気候復元(2):ワイン用ブドウの収穫日・桜の開花満開日から気候変動を読む 
7
歴史時代の気候復元(3):江戸時代の古日記天候記録から気候変動を読む 
8
19世紀以降の気候変動(1):太陽活動・火山活動と気候変動 
9
19世紀以降の気候変動(2):日本最古の気象観測「長崎出島」のデータとシーボルト台風 
10
19世紀以降の気候変動(3):幕末期1850-60年代の気候激変と小氷期の終了 
11
地球規模の気候変動(1):地球温暖化の実態と影響 
12
地球規模の気候変動(2):地球温暖化のメカニズムと将来予測 
13
都市の気候変動(1):ヒートアイランドの実態とメカニズム 
14
都市の気候変動(2):都市内緑地のクールアイランド効果 
15
まとめ 
その他
教科書
教科書は使わない。毎回、プリントを配布する。 
参考書
授業中に適宜紹介する。 
成績評価の方法
及び基準
試験(80%) 、 出席状況(20%)