科目名  自然災害論
          
  
2 単位  
 
 
4 年  
前期 
選択必修 
教員名  松倉 公憲 
授業テーマ
地盤災害のメカニズムを詳述。 
授業のねらい・到達目標
地盤災害のメカニズムの理解には斜面構成物質である岩石や土の物性の理解が必要となる。そこで、この授業では、岩石。土の物性の理解と、マスムーブメントの発生メカニズムを力学的に解釈できるようになることを目的とする。 
授業の方法
講義を主体とするが、授業中に演習問題等を解くことがある。 
事前学習・授業計画コメント
授業の最後に次回の授業範囲を説明しますので、教科書の対応部分を読んで予習してくること。 
授業計画
1
イントロダクション:地盤災害とは 
2
応力とひずみ 
3
モールの応力円 
4
応力場と断層の力学 
5
レオロジーの基礎 
6
クリープとは:地すべりの予知は可能か? 
7
崖崩れとその解析(1):クールマンの解析 
8
崖崩れとその解析(2):限界斜面高さと斜面勾配の関係 
9
崖崩れとその解析(3):シラス斜面の限界斜面高さ 
10
崖崩れとその解析(4):シラス台地の開析過程シュミレーション 
11
山崩れのメカニズムとその解析(1):無限長斜面の安定解析 
12
山崩れのメカニズムとその解析(2):花崗岩山地の表層崩壊と免疫性 
13
地すべりのメカニズムとその解析(1):地すべりの安定解析 
14
地すべりのメカニズムとその解析(2):地すべりによる斜面の減傾斜化 
15
講義内容の整理とまとめ 
その他
教科書
松倉公憲  『山崩れ・地すべりの力学:地形プロセス学入門』  筑波大学出版会  2008年  第初版
松倉公憲  『地形変化の科学:風化と侵食』  朝倉書店  2008年  第初版
 
成績評価の方法
及び基準
平常点(25%) 、 レポート(25%) 、 授業内テスト(25%) 、 授業参画度(25%)
オフィスアワー
質問がある場合は、講義の終了後に対応する。