国語科教育法III

授業テーマ	国語科教員としての実践的な指導力を育成する。
授業のねらい・到達目標	授業を行うにはどのような準備が必要なのか。教材の内容を調べることはもちろんのこと、資料収集、発問事項の整理、板書計画、補助プリント作成など、ひとつの教材を教えるには多くの準備と地道な努力が必要である。その後に、定期考査の問題作成と採点、評価を出すなどがある。本講座では高等学校で授業をするうえで必要な学習指導案と試験問題を作成する。
授業の方法	講義と課題（学習指導案・試験問題）の作成を中心とする。毎回ではないが授業の最後の１０分程度で「言葉や漢字の小テスト」を行う。
履修条件	国文学科の学生とそれ以外の学科の学生と分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。原則的に指定以外の時間の受講は、不可とする。国文学科以外の学科の学生はこの講義を履修できないので、同時開講の他の国語科教育法Ⅲを履修すること。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	学習指導案や試験問題作成は授業だけで終わらなくてもそのままにしない。必ず仕上げること。

授業計画
1	ガイダンスー高等学校で現代文・古典を教えるとはどういうことか
2	高等学校における「現代文」教材について
3	高等学校における「小説」教材の学習指導案を作成する
4	高等学校における「小説」教材の試験問題を作成する
5	高等学校における「評論」教材の学習指導案を作成する
6	高等学校における「評論」教材の試験問題を作成する
7	高等学校における「古典」教材について
8	高等学校における「古文」教材の学習指導案を作成する
9	高等学校における「古文」教材の試験問題を作成する
10	高等学校における「漢文」教材の学習指導案を作成する
11	高等学校における「漢文」教材の試験問題を作成する
12	「模擬授業」１
13	「模擬授業」２
14	「模擬授業」３
15	「模擬授業」４

その他
教科書	『精選現代文　　２東書　現文０３０』東京書籍『改訂版　高等学校標準古典　１８３第一古典０４４』第一学習社
成績評価の方法及び基準	平常点(30%)、レポート(50%)、出席(20%) 成績はレポート（学習指導案・試験問題・模擬授業の感想）の内容と学習態度で評価する。
オフィスアワー	なし。質問は電子メールで対応する。
備考	（１）教職を志す学生として、自覚を持つこと。まじめにコツコツと努力する学生の受講を希望する。（２）時間厳守。遅刻はしないこと。遅刻が多い場合は原則として単位の修得を認めない。（３）欠席が４分の１以上の場合も、原則として単位の修得は認めない。（４）授業中の携帯電話の使用は禁止する。