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教育学

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科目名 教育学
教員名 角 能
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 教育学とは異なる、社会科学の方法からの教育に関する視点を紹介する。
前半では社会学を中心に政治学の視点から教育を見る考え方の一部を紹介する。
後半では現代日本の就学前児童に関する「家庭教育」や「施設教育」という具体例を通して、前半で学んだ「教育の社会科学的説明」の方法を体得していく。
網羅的に理論を紹介するのではなく、事例を通じて考える姿勢を身につける方法を行う。
授業のねらい・到達目標 教育現場、教育学固有の用語ではない言葉で教育現象を説明することを学ぶ。
そのことによって自分とは異なる領域の者に、自分の携わる領域の現象を説明する力をつけることが狙いである。
つまり「教育という対象を教育学ではない社会科学の枠組みで説明する」ということを学ぶことを通して、自分とは異なる分野を専攻する者へ自分の専攻を説明できるような能力を身につけることが究極の目標である。
知識の丸暗記が目標ではなく、考え方を身につけることが目標である。
授業の方法 講義が中心であるが、適宜講義の感想を書いていただき教員が感想に回答する形式をとる。
履修条件 特になし
授業計画
1 イントロダクション(講義の計画・方針の説明)
2 社会科学の視点の基礎-「一時点での比較」と「一事例内の変化」
           「政策決定過程」と「政策の効果」
3 社会学の視点から教育を見る(1)-構造機能主義・葛藤理論-
4 政治学の視点から教育を見る(1)-制度論・権力資源動員論-
5 社会学の視点から教育を見る(2)-労働市場の変化・ジェンダー・社会階層-
6 政治学の視点から教育を見る(2)-利益集団・官僚制・制度の経路依存性-
7 社会学的視点からの教育データの実態-階層・ジェンダーの視点からの学校教育や家庭教育の実態-
8 政治学的視点からの教育の実態--子育て支援政策の政策決定過程-
9 日本の子育て支援制度の変化(1)
10 日本の子育て支援制度の変化(2)
11 国際比較による日本の教育の位置づけ(1)
12 国際比較による日本の教育の位置づけ(2)
13 国際比較による日本の教育の位置づけ(3)
14 まとめの回
15 筆記試験
その他
教科書 特に教科書は指定しない。参考文献は講義中に適宜紹介。
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、平常点(15%)、授業参画度(15%)

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