道徳教育の理論と方法

授業テーマ	現代日本の道徳教育―道徳教育の理論と方法
授業のねらい・到達目標	学校教育における道徳教育の意義・目標・内容について理解し、教員として必要となる道徳の指導法についての知識・技能を身につける。
授業の方法	授業は講義を中心に行います。但し、受講生の人数や希望に応じて、ディスカッションや模擬授業などを行う場合もあります。毎回、その日の授業内容に関する問題についての小レポート（A4一枚程度）を授業時間内に作成し提出してもらいます。作成した小レポートはその次の授業の際に採点して返却しますので、必ず見直しをしてください。また小レポートの内容を授業内で読み上げることもあります。あらかじめ承知しておいてください。
履修条件	教職に対する高い意欲があること。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	授業計画は、受講生の要望を踏まえて変更する可能性があります。

授業計画
1	イントロダクション―道徳教育とは何か
2	道徳の意義
3	道徳性の発達と道徳教育
4	道徳教育の目標
5	教材からみる道徳の内容（１）―主として自分自身に関すること
6	教材からみる道徳の内容（２）―主として他の人との関わりに関すること
7	教材からみる道徳の内容（３）―主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること
8	教材からみる道徳の内容（４）―主として集団や社会とのかかわりに関すること
9	道徳の指導計画
10	道徳の時間の指導（１）―学習指導過程の基本型
11	道徳の時間の指導（２）―学習指導の工夫
12	教育活動全体を通して行う指導
13	道徳教育の評価
14	道徳教育の課題
15	全体のまとめ

その他
教科書	文部科学省『中学校学習指導要領解説　道徳編』日本文教出版 2008年
参考書	井ノ口淳三編『道徳教育（教師教育テキストシリーズ）』学文社 2007年林泰成『道徳教育論』放送大学教育振興会 2009年松下良平『道徳教育はホントに道徳的か？―「生きづらさ」の背景を探る（どう考える？ニッポンの教育問題）』日本図書センター 2011年その他の資料は、授業内で提示します。毎回の配布資料にブックガイドをつけますので、ぜひ読んで下さい。
成績評価の方法及び基準	試験(50%)、平常点(30%)、レポート(20%) 授業に三分の二以上出席していることが単位修得の前提となります。平常点は授業内に作成・提出してもらう小レポートを中心に評価を行います。レポートは道徳の時間の学習指導案を予定しています。テストは学期末に実施します。いずれかの評価が最低基準に満たない場合、単位修得が認められない場合がありますので注意すること。
備考	①授業初回のイントロダクションには必ず出席すること。欠席の場合、履修を認めないこともあります。 ②大人数授業では、資料の配付等の協力を求めます。 ③公欠等の条件は授業初回で提示します。