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教育原論

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科目名 教育原論
教員名 宇内 一文
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 教育学入門――教育とは何かを考えるために。
授業のねらい・到達目標 この科目では、これから教職をはじめとした子どもにかかわる仕事をめざす学生たちに、教育の基本的な原理をやさしく説明します。教育を原理的に深く理解することで、教育の難しさを、子どもや時代に責任を押し付けるのではない別の見方ができるように教育について色々と考えてもらいます。
授業の方法 当日配布するレジュメを用いて講義形式で行います。併せて、授業で取り扱ったトピックについて少人数グループでの話し合いやクラス全体でのディスカッション、報告会などを行うことにより理解の定着と学びの深化を図っていきます。
履修条件 特にありません。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 参考書に挙げている2冊は目を通しておくことを奨励します(購入は必須ではなく任意)。また、日々の新聞やニュースなどの教育にかかわる報道に関心をもつのは大切なことです。
授業計画
1 ガイダンス
教育とは何かを考える--公園の杭は何のために打たれたか
2 教育の目的――子どもにとって不可欠なこととは
3 子育てを社会が支える――赤ちゃんポストはなぜ必要になったか
4 遺伝と環境と教育――わたしの特徴はどうしてつくられるか
5 教える・学ぶ思想(1)
子どもの活動への働きかけ①積極的か消極的か――I.カント、J.ロック、J.J.ルソー
6 教える・学ぶ思想(2)
子どもの活動への働きかけ②積極的かつ消極的に――J.H.ペスタロッチ、F.フレーベル、M.モンテッソーリ
7 教える・学ぶ思想(3)
「教えられて学ぶ」ということを疑ってみよう
8 教育の制度――子どものたちへの教育の自由と平等を守るしくみとは
9 教育改革の最新動向とその争点
10 保育・幼児教育制度の変化――子育ての担い手に役立つ保育制度とは
11 教育の方法と内容(1)
幼児教育における遊びと保育――幼稚園教育要領、保育所保育指針
12 教育の方法と内容(2)
カリキュラムと教育評価――子どもをどう教育していくか
13 子どもにかかわる仕事――教育者(保育者)とは、教育者(保育者)になるためには
14 子育ての現在、未来――親の育児不安をやわらげるために
15 理解度の確認(授業内試験)と総括
その他
教科書 教科書は使用しません。
参考書 広田照幸 『教育学 (ヒューマニティーズ)』 岩波書店 2009年 第1版
広田照幸 『日本人のしつけは衰退したか―「教育する家族」のゆくえ』 講談社現代新書 1999年 第1版
上記以外にも授業中に適宜指示します。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(70%)、授業参画度(30%)
授業への取り組み(発表など)、リアクション・ペーパー、レポート、最終試験などにより総合的に評価します。
オフィスアワー 最初の授業で指示します。
備考 ①毎回授業後に感想などを記入してもらいます。記述内容は授業中に公表することもあります。
②授業中の私語・遅刻・無断出入りなどについては厳しいペナルティを課すことがあります。
③楽勝科目ではありませんので注意してください。
E-mail:k-unai@rikkyojogakuin.ac.jp

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