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宗教史特殊講義4

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科目名 宗教史特殊講義4
教員名 合田 秀行
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 哲学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 現代人の心に息づく神話的思考を《身体》という視点から考察する
授業のねらい・到達目標 東西の宗教思想の展開を《身体》という視点から多角的に考察する。前期に引き続き、東洋的思考について検討し、後半では、視点を変え、西洋的思考を取り上げる。具体的には、ストア哲学、グノーシス主義、キリスト教、新プラトン主義などを対象とする。ここでは、東洋的思考との比較も試みながら進めていく。
授業の方法 前期に引き続き、身体論の先駆者である湯浅泰雄(1925-2005)氏の著作『身体の宇宙性』を用いて、テキストを輪読しながら、講義形式で進める。また、随時、質疑応答や討論の時間を持って行きたい。
履修条件 宗教史特殊講義3とともに履修することが望ましい。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 次回の範囲を指示するので、予めテキストを精読して臨むこと。
授業計画
1 ガイダンス 前期の総括
2 東洋的思考の完成(1)瞑想と哲学
3 東洋的思考の完成(2)反哲学としての禅
4 東洋的思考の完成(3)理気哲学の体験的基盤
5 東洋的思考の完成(4)近代的主体の転回
6 ヘレニズム的古代の思考(1)古代哲学の心理学的性格
7 ヘレニズム的古代の思考(2)ストア哲学の身体観
8 ヘレニズム的古代の思考(3)グノーシス的瞑想
9 ヘレニズム的古代の思考(4)ロゴスと聖霊 ─新プラトン主義とキリスト教の成立
10 西洋的思考の展開(1)三位一体の光と影
11 西洋的思考の展開(2)主体的体験における観念と存在
12 西洋的思考の展開(3)錬金術の自然観
13 西洋的思考の展開(4)忘れられたデカルト
14 古代的思考と現代
15 総括 レポート提出
その他
教科書 湯浅泰雄 『身体の宇宙性 東洋と西洋 (岩波人文書セレクション)』 岩波書店 2012年
参考書 講義内で適時、紹介します。
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、レポート(60%)
講義に取り組む姿勢と講義内容を踏まえたレポートとによって、総合的に評価します。

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