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中古文学特殊研究4

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科目名 中古文学特殊研究4
教員名 室城 秀之
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 『石山寺縁起』を読む。
授業のねらい・到達目標 鎌倉時代に作成された『石山寺縁起』を、翻刻し、本文を立てて、注をつけながら精読する。
『石山寺縁起』には、各段に絵があるもので、本文と絵との関係についても考察する。
これままで注がつけられたことのない作品なので、解釈や注釈の方法を身につける。
授業の方法 講義あるいは購読形式で授業を進める。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 日本の絵巻(中央公論社)のシリーズに収められている『石山寺縁起』の写真から、本文を立てる。また、それぞれの説話に登場する人物やその説話の歴史的な背景などを調べて報告する。
授業計画
1 導入・ガイダンス
2 巻1第1段「良弁僧正、老翁の託宣を受ける」
3 巻1第2段「良弁僧正、石山の地に草庵を建てる」
4 巻1第3段「聖武天皇御願により石山寺を建立」
5 巻1第4段「石山寺の常楽会を興す」
6 巻1第5段「宇多法皇、石山寺に御幸」
7 巻1のまとめ
8 巻2第1段「普賢院の淳祐、夢により美男子に再生する」
9 巻2第2段「比叡山の皇慶阿闇梨、淳祐に受法を求める」
10 巻2第3段「道綱の母、夢枕により夫婦のよりをもどす」
11 巻2第4段「源順、『万葉集』の戯訓のヒントを馬方に受ける」
12 巻2第5段「円融上皇、落飾後、石山寺に参詣」
13 巻2第6段「歴海和尚の孔雀経に、龍王たちおそれ敬う」
14 巻2第7段「目寺領内を殺生禁断の地とする」
15 巻2のまとめ
その他
教科書 小林茂美 『石山寺縁起 (日本の絵巻)』 中央公論社 1988年
梅津次郎 『石山寺縁起絵 (新修日本絵巻物全集)』 角川書店 1979年
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、レポート(50%)

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