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学校論研究1

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科目名 学校論研究1
教員名 北野 秋男
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 教育学専攻
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 学力格差としての地域間格差・階層間格差を考える
授業のねらい・到達目標 現在、日本では全国学力テスト、東京都学力テスト、都内特別区の学力テスト、市学力テスト、町村学力テストなど、日本全国でテスト政策が展開されている。その目的は、学力の実態調査であり、結果をふまえた学力改善、学力向上などである。しかしながら、本当にテストで学力は上がるのか。学校や教師の授業改善となるのか。一方で、日本の学力格差はかっては地域間格差であったが、現在は、階層間格差、学区間格差であるという指摘もある。本演習では、おもに学力格差の問題を論じる著書・論文を読んで、この問題に対する基本的視座を養いたいと思う。
授業の方法 本演習では、学力格差の問題を論じる著書・論文を講読し、学力格差に対する諸要因を考える。発表者を決め、レジュメを作成し、発表を行う演習方式で実施する。授業開始時点で発表者を決めるので、各自、文献を収集し、準備を行うこと。
履修条件 特になし
授業計画
1 ガイダンス・授業の概要とポイント、発表者の仮決定
2 戦後の全国学力テストの問題点 志水宏吉2009『全国学力テスト』岩波ブックレット
3 現在の全国学力テストの問題点① 北野秋男2011『日米のテスト戦略』風閒書房
4 現在の全国学力テストの問題点② 北野秋男2011『日米のテスト戦略』風閒書房
5 東京都の学力テスト実施状況
6 全国の市の学力テスト実施状況
7 市川伸一2002『学力低下論争』ちくま書房
8 中井浩一2001『論争・学力崩壊』中公新書
9 刈谷剛彦2008『学力と階層』朝日新聞①
10 刈谷剛彦2008『学力と階層』朝日新聞②
11 小内 透2005『教育と不平等の社会理論』東信堂①
12 小内 透2005『教育と不平等の社会理論』東信堂①
13 宮台真司2009『格差社会という不幸』春秋社
14 三浦 展2005『下流社会』光文社新書
15 総括と反省
その他
教科書 北野秋男 『日米のテスト戦略』 風閒書房 2011年 第1版
特になし
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、授業参画度(60%)
発表、レジュメ、出席などを総合的に評価する
オフィスアワー kitano@chs.nihon-u.ac.jp

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