文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 社会学科 > 社会学演習
日本大学ロゴ

社会学演習

このページを印刷する

科目名 社会学演習
教員名 久保田 裕之
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 通年 履修区分 必修
授業テーマ 「モノ」と「生活」の社会史
授業のねらい・到達目標 私たちの「生活」は、労働や家族に還元されるものではなく住宅や家電といった「モノ」との関係を含んでいる。この授業では、たとえば現代生活の一部となっている「洗濯機」「自動車」「犬小屋」といった様々な「モノ」が、どのような系譜を持ち、社会や家庭の変化によってどのような変容を遂げてきたのかを調べ、考え、議論する訓練を通じて、慣れ親しんだ「生活」を見つめ直し批判的に考える能力を身につける。
授業の方法 原則として、少人数の演習形式で実施する。前期は「家族」や「生活」に関する講義を交えつつ、選んだテーマが近い学生同士でのグループを組んでの演習形式で行う。後期はグループワークの成果を基にして各自のテーマを絞り込みながら、新聞・雑誌記事の調査、および、昔の生活を知る高齢者(祖父母等)への聞き取り調査を行い、演習ゼミでの調査結果の発表と討論を通じて、最終的に演習レポート(A4で8頁程度)を執筆する。また、夏合宿や資料館見学なども予定している。
履修条件 原則として、セレクションの結果受講を認められた社会学科2年生。また、必須ではないが、社会調査関連科目と併せて受講することが望ましい。
授業計画
1 前期ガイダンス:テーマ選定とグループ分け
2 導入文献の講読(1):
3 導入文献の講読(2):
4 導入文献の講読(3):
5 導入文献の講読(4):
6 テーマに関連する文献の検索(1):
7 テーマに関連する文献の検索(2):
8 テーマに関連する文献の講読(1):
9 テーマに関連する文献の講読(2):
10 新聞・雑誌記事調査(1):
11 新聞・雑誌記事調査(2):
12 グループ発表会(1):
13 グループ発表会(2):
14 夏休みのプレ調査に関する計画立案
15 前期まとめ: 合宿および社会科見学に関して
16 後期ガイダンス:個別テーマの選定
17 夏休みプレ調査報告(1):
18 夏休みプレ調査報告(2):
19 基本文献の講読(1):
20 基本文献の講読(2):
21 基本文献の講読(3):
22 基本文献の講読(4):
23 個別テーマに関連する文献の検索:
24 個別テーマに関連する文献の講読:
25 新聞・雑誌記事調査(1):
26 新聞・雑誌記事調査(2):
27 冬休み明け:演習レポートの提出
28 個別研究報告会(1):
29 個別研究報告会(2):
30 後期まとめ:演習全体の総評と課題
その他
教科書 品田知美 『家事と家族の日常生活――主婦はなぜ暇にならなかったのか』 学文社(定価2,100円) 2007年
戸田山和久 『新版 論文の教室』 NHK出版会(定価1,260円) 2012年
導入文献として挙げた2冊は、初回の授業までに入手しておくこと。ネットなどで古本を購入してもかまわないが、その場合は版の新しさに注意すること。基本文献については下に参考文献として挙げたもののほか、授業内で追って指示する。また、論文の書き方についての教科書も挙げておくので、持っていない受講生はこの機会に購入しておくこと。
参考書 柏木博 『新装版 家事の政治学』 青土社 2000年
原克 『暮らしのテクノロジー――20世紀ポピュラーサイエンスの神話』 大修館書房 2007年
ルース・S・コーワン 『お母さんは忙しくなるばかり――家事労働とテクノロジーの社会史』 法政大学出版局 2007年
「モノ」と「生活」に関する基本文献としてさしあたり以下の3冊を挙げておく。購入しておく必要はないが、演習レポート作成のために役立てて欲しい。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
学期末に提出する演習レポート(A4で8頁程度)50%、および、授業参加(出席+リアクションペーパー)50%をもとに総合的に評価する。グループワークにおける学生同士の相互評価も取り入れる予定である。詳細は初回の授業ガイダンスで確認すること。
オフィスアワー 初回の授業ガイダンスで指示する。

このページのトップ