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社会科教育法I

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科目名 社会科教育法I
教員名 髙﨑 彰
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 新しい社会科の授業の創造 ━ 考え方と進め方 ━
授業のねらい・到達目標 中学校社会科の授業の実際を学ぶ。中学校教員として、自分が授業を担当する時に、どのように教材研究をするか、また生徒に対してどの様な学習方法をもって授業を展開していくかについて学習する。社会科の3分野についての模擬授業を行うので、実践にあたって必要な知識・指導方法・指導技術を具体的な討論や様々なグループワークの中で身につけることができることを目標とする。
授業の方法 中学校における社会科教育の理念と役割について、その基本的な性格を明らかにし、地理・歴史・公民的分野についての理解を深める。そしてその指導の在り方・展開の方法・留意点などを具体的に取り上げる。同時に教師に求められる実践的な資質・能力を身につけることを目的として、講義・演習、小グループによる討議・調査・インタビューなど様々なグループ・ワークやケーススタディに取り組む。さらに社会科教育をとりまく学校教育上の様々な課題についても考察する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 教科用図書を実際に使用しながら模擬授業を行う。『中学校学習指導要領(平成20年9月)解説、社会編』は必見である。
自分の中・高等学校時代の社会科に関する教材・資料などあれば保存しておくこと。社会科の授業に関して、講師自身が各地で経験・工夫したことなど具体的に提示するなど、受講者が授業を担当する時に必ず役立つような授業展開を心がける。
授業計画
1 イントロダクション ~ 子どもの学力が低下していると言われているが?   
中学校社会科の仕組み … 地理・歴史・公民各分野の目標について考える
2 中学校社会科授業の基礎 … 白地図の活用 国名・県名の指導法などの工夫
3 中学校社会科授業の展開 … 人種・民族・国民、宗教と文化、現代世界の重要な国際問題などの扱い方
4 近代日本と社会科の歴史 … 『中学校学習指導要領』の変遷と指導内容の変化ついて
5 教育課程の編成・実施と社会科の授業時数の変化について
6 教科用図書のしくみ…検定・採択制度について
教育評価(目標に準拠した評価、観点別評価、相対評価)について
7 模擬授業の進め方について…グループ編成・授業に関する係分担の決定
「年間指導計画」「学習指導案」の考え方と作成上の留意点について
8 グループで模擬授業の準備 … グループ別調査 図書館・インターネット・現地見学・インタビューなど
9 グループで模擬授業の準備 … プレゼンテーション・教育機器の作成・準備など
10 地理的分野の模擬授業 … 単元を決めて、授業者・教材準備・生徒などの役割を分担して実施する。
11 歴史的分野の模擬授業 … 単元を決めて、授業者・教材準備・生徒などの役割を分担して実施する。
12 公民的分野の模擬授業 … 単元を決めて、授業者・教材準備・生徒などの役割を分担して実施する。
13 模擬授業より学ぶこと … 多様な学習形態・生徒の視点を生かした授業・プレゼンテーションの工夫など
14 中学校社会科の授業改善の動向 … 地理・歴史・公民各分野の優れた授業実践について
15 まとめ (課題選択による感想文あるいは研究レポートの提出を予定している)
その他
教科書 毎回の授業においてはレジュメ、資料等を配布する。
参考書として中学校の学習指導要領、教科用図書などを指定するので、必要に応じて購入しておくこと。
参考書 文部科学省 『『中学校学習指導要領(平成20年3月告示)』』 (株)東山書房 2008年
文部科学省 『『中学校学習指導要領(平成20年9月)解説、社会編』』 (株)日本文教出版 2008年
この授業で使用する中学校教科用図書の出版社は下記のとおり、必要に応じて購入しておくこと。
『新編 新しい社会 地理』 東京書籍 2013年
『新編 新しい社会 歴史』 東京書籍 2013年
『新編 新しい社会 公民』 東京書籍 2013年
『新編 中学校社会科地図』帝国書院 2013年
成績評価の方法及び基準 平常点(30%)、授業参画度(10%)、模擬授業と関連した「年間指導計画」「学習指導案」などの提出物(30%)、課題選択による感想文あるいは研究レポート(30%)
提出物は期限までに必ず提出すること。
授業実習や小グループによる討議・調査などグループワークには各自積極的に参画すること。
オフィスアワー 授業終了後、本館2階講師室にて対応する。
必要があれば講師のE-Mailアドレスを伝える。(発信者の「件名」には「日本大学文理学部」と「学生証番号」「氏名」を必ず記入のこと(例・「日本大学文理学部:0123556日大太郎」)。
備考 この授業は、今後体験する生涯学習の場面で、自立した学習者として成長していくこともねらいとしているので、受講者自身が主体性をもって模擬授業やグループワークに参加するなど、積極的な学習態度を期待したい。

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