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基礎演習1

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科目名 基礎演習1
教員名 小平 麻衣子
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ 現代文学を読む
授業のねらい・到達目標 近現代文学を読む際の、基本的な研究方法・調査方法を学ぶ。作品と作家の体験との結び合わせ以外にも、語り分析、時代背景、メディア論の観点など、視野を広げる。扱う作品は全て短編で、社会変動の中で自己を探り、人と出会い、あるいは孤独に取り残されるなど、戦後の諸相が描かれたものである。先行研究が少ない中で、どのように自分の意見を作るかを学ぶ。
授業の方法 グループごとに担当作品を決め、先行研究の整理、作品の読解、作家についての情報、同時代状況などについて調査・分析し、発表してもらう。発表後、聞き手も含めてディスカッションを行う。発表は補足発表を行い、2~3週になる場合がある。作品は授業計画記載のものを予定しているが、受講者によって調整するので、第一回目の授業には、必ず出席すること。
履修条件 受講希望者は、ガイダンス時に受講申込用紙を受け取り、必要事項を記入の上、4月5日(金)17時50分までに国文学科事務室に提出すること(人数調整を行う)。受講許可は4月9日(火)8時50分頃、国文学科掲示板に示す。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業計画に従って、対象作品を通読したうえで授業に臨むこと。
授業計画
1 ガイダンス(グループ分け、担当作品の決定など)
2 調査・研究方法の解説(1)
3 調査・研究方法の解説(2)
4 調査・研究方法の解説(3)
5 梅崎春生「蜆」(1)
6 梅崎春生「蜆」(2)
7 林芙美子「骨」(1)
8 林芙美子「骨」(2)
9 久坂葉子「落ちてゆく世界」(1)
10 久坂葉子「落ちてゆく世界」(2)
11 安岡章太郎「陰気な愉しみ」(1)
12 安岡章太郎「陰気な愉しみ」(2)
13 小山いと子「ダム・サイト」(1)
14 小山いと子「ダム・サイト」(2)
15 まとめ
その他
教科書 テキストは、入手しやすいものは各自で購入し、入手しにくいものはプリントで配布する。第一回目の授業時に詳しく説明する。
参考書 梅崎春生 『ボロ家の春秋 (講談社文芸文庫)』 講談社 2000年
久坂葉子 『華々しき瞬間 (無双舎F文庫)』 無双舎 2010年
安岡章太郎 『ガラスの靴・悪い仲間 (講談社文芸文庫)』 講談社 1989年
なし
成績評価の方法及び基準 平常点(60%)、レポート(30%)、授業参画度(10%)
レポートは授業時間内に提出する。平常点は担当作品についての発表、コメント・シートの提出、ディスカッション時の参加度などを含む。
オフィスアワー 火曜3限、水曜3限 7号館4階小平研究室

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