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外国考古学概説1

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科目名 外国考古学概説1
旧カリキュラム名 外国考古学概説1
教員名 小泉 龍人
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ オリエント考古学入門
授業のねらい・到達目標 本授業は、世界の考古学のあゆみについて学ぶことをねらいとしている。まず、古代オリエント世界の王たちや古代ギリシア・ローマの知識階層が彼らよりも古い歴史に興味を持って、好古家(アマチュアの古物収集家)として活動し始めた頃について概説できる程度の知識を身に付ける。つぎに、ルネッサンス以降の好古家たちの活動や、古代オリエントの楔形文字やヒエログリフの解読について理解することを目指す。そして、考古学が学問として独り立ちする経緯について、基本的な方法論を説明できることを目標とする。
授業の方法 本授業は講義形式で行い、オリエントを中心とした考古学のあゆみについて解説していく。毎回プリントを配布し、おもにパワーポイントを活用する。順番・内容の変更もあり得る。講師の海外出張(発掘調査、国際学会)等により休講になる場合は、補講代替措置として博物館や学会発表の見学レポートを作成してもらう予定。
履修条件 本授業は専門的な内容を扱うため、世界史あるいは海外の考古学を意欲的に学ぶ姿勢がないと単位取得は難しい。
授業計画
1 受講ガイダンス、対象地域・時代の概説
2 過去への好奇心(1)−バビロニアと古代ギリシア・ローマの好古家−
3 過去への好奇心(2)−「天地創造」の年代観と考古学前夜−
4 人類の太古−地層から見つかる化石とハンドアックス−
5 古代文字の解読(1)−粘土板文書と楔形文字−
6 古代文字の解読(2)−ロゼッタストーンとヒエログリフ−
7 人類進化と考古学的分類−C.トムセンの三時代法−
8 発掘の幕開け−ポンペイとトロイア−
9 科学的発掘の先駆者(1)−P.リヴァース−
10 科学的発掘の先駆者(2)−F.ペトリー−
11 考古学的方法論の形成−O.モンテリウスの型式論−
12 考古学の黄金期(1)−ツタンカーメン−
13 考古学の黄金期(2)−「ウルの王墓」−
14 学習内容の整理
15 まとめ・予備
その他
教科書 とくに指定しない。毎回、授業レジュメを配付。
参考書 ブライアン・フェイガン(小泉龍人訳) 『考古学のあゆみ−古典期から未来に向けて−』 朝倉書店 2010年 第1版
ほかはプリントにて知らせる。
成績評価の方法及び基準 試験(60%)、授業参画度(20%)、リアクションペーパー(20%)
試験(授業内):授業内容を理解した上で論述しているかどうかを評価。授業参画度:遅刻2回で欠席扱い。私語・飲食等の授業進行の妨げとなる迷惑行為や、内職等のマナー違反には厳正に対処。リアクションペー:適宜実施して授業の理解度を評価。全体的に評価は厳しい。
オフィスアワー 質問等は授業直後、もしくはメール(ガイダンス時に伝える)。

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