西洋史特講４

授業テーマ	「五賢帝」時代のローマ帝国　２：キリスト教とローマ帝国、経済
授業のねらい・到達目標	紀元２世紀のローマ帝国は、「五賢帝」とよばれる皇帝たちのもとで政治が安定し経済も繁栄した、帝国の最盛期と考えられている。この時代のローマ帝国の姿を、さまざまな角度から検討する。後期では、キリスト教の問題と経済を取り扱う。単に史実を学ぶだけでなく、史料に基づいて歴史像がどのようにかたちづくられているかを理解し、歴史を考える力を養う。
授業の方法	教科書党は使用せず、口述を中心とする。プリントを配布し、史料に基づいた理解が得られるようにする。イメージとしても捉えられるように随時DVD等も使用する。

授業計画
1	ガイダンス
2	キリスト教とローマ社会（１）ドミティアヌス時代まで
3	キリスト教とローマ社会（２）プリニウス書簡の検討
4	キリスト教とローマ社会（３）ハドリアヌス、アントニヌス・ピウスの時代
5	キリスト教とローマ社会（４）マルクス・アウレリウス時代（１）
6	キリスト教とローマ社会（５）マルクス・アウレリウス時代（２）
7	２世紀の経済（１）イタリアの農業（１）
8	２世紀の経済（２）イタリアの農業（２）
9	２世紀の経済（３）属州の農業
10	２世紀の経済（４）工業
11	２世紀の経済（５）商業
12	パンとサーカス
13	授業内試験による到達度の確認
14	各自の問題設定による学習
15	総括

その他
参考書	授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準	試験(100%) 出席はとらないが、授業に出ないで単位を取得することは難しい。
オフィスアワー	開講時に指示する。