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東洋史概説2

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科目名 東洋史概説2
旧カリキュラム名 東洋史概説2
教員名 栗山 保之
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ イスラームと海
授業のねらい・到達目標 西アジアに誕生したイスラームは一般に、海とのかかわりが希薄であると思われている。しかし西アジアは、その周囲を地中海、紅海、ペルシャ湾、インド洋といった複数の大洋によってとり囲まれており、歴史的にはこれら複数の海を介して地中海北岸、東アフリカ、インド亜大陸、東南アジア、東アジアといった諸地域と密接な関連を有していた。そこで本講義では、イスラームと海との関係を論じてゆきたいと考えている。具体的には、預言者ムハンマドが登場する7世紀前半から、ポルトガルがインド洋に来航する15世紀末までの西アジア・イスラーム史を、上記の複数の海との関連から述べてゆきたい。
授業の方法 講義形式でおこなう。
履修条件 とくになし。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学習の必要はない。
授業計画
1 授業の説明
2 イスラームとはなにか
3 イスラーム以前のアラビア半島と国際貿易
4 預言者ムハンマドとアラビア半島を中心とした国際貿易の推移
5 アラブの大征服活動とイスラームの広がり
6 ウマイヤ朝時代のインド洋貿易
7 アッバース朝時代のインド洋貿易
8 イエメン・ラスール朝とインド洋を中核とした国際貿易の展開
9 13世紀の紅海貿易―とくにエジプト・イエメン間通商について
10 13-15世紀のインド洋貿易にみる西アジアの織物流通と社会・経済の変容
11 ダウ船とインド洋
12 アラブのインド洋航海技術①―とくに航海技術書の紹介
13 アラブのインド洋航海技術②―インド洋航海技術の概要
14 まとめ
15 テスト
その他
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、授業内テスト(80%)
出席状況と授業内テストの結果をあわせて評価する。
オフィスアワー 授業終了時。

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