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近代文学講義2

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科目名 近代文学講義2
教員名 小平 麻衣子
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 職業としての作家/教養としての文学
授業のねらい・到達目標 文学の作者や読者が、どのようにして再生産されるのかを考える際、教育は重要な要素となる。しかし、教科書などに文学者の文章が載っているということと、文学が愛好されることの間には、少なからず落差がある。本講義では、教養概念が、人格を高めるという側面と、一般的常識という側面を持っていることに注目し、文学が何を排除し、包摂してきたかを解説する。
授業の方法 対象から昭和について、人格主義の鋼材、〈国文〉と文学の関係、戦後文学部の〈女性〉イメージなどを講義する。
授業計画
1 ガイダンス
2 唐木順三「現代史への試み」における〈修養〉と〈教養〉
3 吉屋信子「地の果てまで」
4 人格主義と文学教育
5 女学校の国文カリキュラムと文学
6 職業としての文学の成立
7 通俗文学における〈教養〉
8 〈文学少女〉の進路
9 読書のすすめ・教養のマニュアル化(1)
10 読書のすすめ・教養のマニュアル化(2)
11 教養小説と外国文学
12 戦後文学部の〈女性〉イメージ(1)
13 戦後文学部の〈女性〉イメージ(2)
14 才女ブーム
15 まとめ
その他
教科書 主としてプリントを用いる。それ以外は、授業中に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(30%)、レポート(60%)、授業参画度(10%)
平常点には、コメント・シートなど、授業中の提出物を含む。
オフィスアワー 火曜3限、水曜3限 7号館4階 小平研究室

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