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現代文学講義2

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科目名 現代文学講義2
教員名 浅野 麗
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ 1970年代前半の〈都市〉・〈女〉・〈若者〉を読む
授業のねらい・到達目標 本講義では、1970年代前半に発表された小説作品を対象に、当時の〈都市〉、〈女〉、〈若者〉の表象について考える。1960年代後半の〈政治の季節〉の後、その時代閉塞をあらわすような〈終末論〉が1973年にピークを迎える。他方日本社会は、後期資本主義社会(大量消費社会)が成熟しつつあった。この時期に発表された、中上健次の初期小説、また、SF作家でもある鈴木いづみの短編小説、そして、群像新人賞を獲得しながらも、寡作のまま死亡した小林美代子の小説を読むことで、1970年代に〈都市〉および〈都市〉を生きる人間を描くことの意味について考えたい。
授業の方法 講義形式で進める。なお、授業では適宜視聴覚資料を利用する予定。また、授業内容に関するレビューシートを小課題として課す場合もある。
授業計画
1 ガイダンス
2 1970年代初頭の「風景」論を読む①
3 1970年代初頭の「風景」論を読む②
4 1970年代初頭の「若者」論を読む①
5 1970年代初頭の「若者」論を読む②
6 中上健次「犯罪者永山則夫からの報告」を読む-密室としての〈都市〉-
7 中上健次「十九歳の地図」を読む①-〈都市〉の遊歩者-
8 中上健次「十九歳の地図」を読む②-〈犯罪〉の未遂が物語ること-
9 小林美代子『髪の花』を読む①-精神病棟という〈密室〉-
10 小林美代子『髪の花』を読む②-精神病棟で〈書くこと〉-
11 1970年代初頭の鈴木いづみの短編小説を読む①-〈都市〉〈女〉〈性〉-
12 1970年代初頭の鈴木いづみの短編小説を読む②-大量消費社会の〈欲望〉を〈書くこと〉-
13 1970年代初頭の文学(総論①)-〈政治の季節〉への郷愁?-
14 1970年代初頭の文学(総論②)-〈終末〉のはじまり-
15 まとめ
その他
教科書 中上健次 『十九歳の地図』 河出書房新社 1981年
授業において、主にプリントを配布する。なお、教科書として挙げたものについても授業でプリントを配布する。
参考書 授業内で指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、レポート(50%)、授業参画度(10%)
オフィスアワー 木曜日15時30分まで、非常勤講師室あるいは国文学科教員控室。

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