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思想と文化1

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科目名 思想と文化1
旧カリキュラム名 思想と文化1(生と死)
教員名 小野 美典
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 幕末を生きた人々の「生」と「歌」とを考えてみよう。
授業のねらい・到達目標 幕末を生きた政治家・文化人の中には、和歌をたしなんだ者が多い。家集を残している者もいる。職業歌人(和歌を専門とする歌人)ではない彼らの歌の中には、真摯な生き様を詠んだ作が多い。今回は、彼らの中から著名な数人を選んで、その生涯と和歌を考察していきたい。具体的には、本学の学祖山田顕義の師にあたる「吉田松陰」、高杉晋作・平野国臣らとの交流が知られる女性「野村望東尼」の2人を中心に、その他数人の維新の志士たちの作品を取り上げることにする。近代の黎明期を生きた人々の「生」と「歌」とを知ることを目標とする。
授業の方法 プリントを中心とした講義形式。授業中に各自の意見を紙に書いて提出してもらい、それをもとに授業を進めるなどして、一方通行の授業にならないように配慮する。
履修条件 受講希望者数が教室定員を超過した場合は人数調整を行うので、必ず第1回目の授業に出席すること。人数調整を行った場合は、第1回目の授業に欠席した学生は履修を認めない。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 扱う作品は、日本の古典文学作品や歴史資料が中心となるが、古文を読むことに主眼があるのではないので、古文の読解能力は不問。現代語訳などの参考資料も使いながら、理解を深めるよう配慮する。今回は和歌を多く扱うが、国文学科の専門の授業ではないので、詳細な解説も加える予定である。語学面での心配は無用。
授業計画
1 講義の概要・目的・成績評価等の概要説明
2 幕末歌人の諸相
3 専門歌人でない人々の和歌の特質1
4 専門歌人でない人々の和歌の特質1
5 吉田松陰の生涯と和歌1
6 吉田松陰の生涯と和歌2
7 吉田松陰の生涯と和歌3
8 野村望東尼の生涯と和歌1
9 野村望東尼の生涯と和歌2
10 野村望東尼の生涯と和歌3
11 その他の維新の志士たちの和歌1
12 その他の維新の志士たちの和歌2
13 その他の維新の志士たちの和歌3
14 講義のまとめと確認・発展学習1
15 講義のまとめと確認・発展学習2
その他
教科書 教科書として特定の著書は使わない。プリントを配付して、それを使用する。
参考書 講義中に適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、授業内テスト(80%)
成績評価に関しては、第1回の授業で詳細に説明するので、必ず出席すること。また、第1回の講義に欠席した者は、原則として受講を認めない。
オフィスアワー 火曜日の13:30~14:30(7号館国文学科事務室内講師控室)
備考 オフィスアワー以外でも授業の前後などで質問を受け付ける。質問用メールアドレスも最初の授業時に公開するので、積極的に利用して欲しい。意欲を持って授業に臨む学生を歓迎する。

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