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ドイツ文化専門講義1

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科目名 ドイツ文化専門講義1
教員名 井関 正久
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 冷戦下におけるドイツ連邦共和国(西ドイツ)の外交・内政の変遷と社会運動・市民運動の展開の双方について考察し、現代ドイツの社会と文化について総合的に論じる。
授業のねらい・到達目標 今日のドイツにおける脱原発の運動や政策は、日本をはじめ、世界中から大きな注目を集めている。その背景には戦後ドイツにおける社会運動に根差した抗議文化と市民社会の形成があったと考えられる。本講義では、諸運動がどのような歴史的背景のもとで生成し、いかなる展開を見せてきたのかについて、具体的事例をあげながら考察し、市民参加に基づく政治のあり方について議論をしていく。
授業の方法 終戦から70年代初めまでを扱い、西ドイツの内政・外交の展開を含めて、社会運動の動向を考察する。その際、ナチの過去との取り組みを背景に、西ドイツ社会に大きな影響を与えた「68年運動」とその遺産に焦点を当てる。また最新のドイツ事情についても、随時トピックとしてとり上げ、戦後政治と現在との関わりについて検証する。
授業計画
1 授業の概要・方針
2 占領下から建国へ
3 ドイツ連邦共和国の政治体制
4 50年代概観(アデナウアー政権)
5 再軍備と反核平和運動
6 60年代概観(エアハルト政権、大連立政権)
7 「ベルリンの壁」建設と東西ベルリン市民
8 ナチの過去をめぐる論争
9 復活祭デモ行進運動と非常事態法反対運動
10 社会主義ドイツ学生同盟SDSと学生運動
11 「68年運動」の展開
12 対抗文化の形成と発展
13 「68年運動」の終焉とその遺産
14 「68年論争」
15 まとめ
その他
教科書 井関正久 『ドイツを変えた68年運動』 白水社 2005年
参考書 授業時に随時紹介する予定
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 授業終了後

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