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社会学演習

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科目名 社会学演習
旧カリキュラム名 社会学演習
教員名 木下 征彦
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 通年 履修区分 必修
授業テーマ 社会問題解決へのアプローチ――地域社会をフィールドとしたPBLの実践
授業のねらい・到達目標 1.社会的な問題や地域の課題解決に向けた取り組みについて,社会学的な調査研究を行う。
2.上記1を通じて,社会学的研究のための基礎的な知識と技術の習得を目ざす。
[勉強の方法]文献の探し方,読み方,まとめ方,討論の仕方,レポートの書き方,プレゼンの技術など
[研究の方法]統計や新聞記事などのデータ収集/分析や,インタビュー・調査票調査等の方法など
授業の方法 この演習では「PBL(Project Based Learning)」方式によって,自分の問題意識に従ってテーマを設定し,自ら仮説を立て,データを収集し,なんらかの答えを導いてレポートにまとめるという,大学の学びの一連の過程を経験する。この中で,文献の読み方,レジュメ作成や報告・討論の仕方,レポート執筆上のルール,フィールドワークの技法とマナーなど,研究(学び)のために必要な基礎的能力を身につける。
履修条件 受講が決定した学生のみ
事前学修・事後学修,授業計画コメント 【前期】文献講読や課題作業を通じての基礎的な知識・技術の習得と,社会学的な研究の特徴を学ぶことを目ざす。
文献講読は,全員が同一文献を読み,課題を提出した上で,グループ単位で報告を行い,それにもとづき解説・討論を行う。また,フィールドワークのためのアポ取りやノート作成の基本を経験する。
【後期】個々の研究テーマを設定し,「問題意識→仮説構築→調査(データ収集)→仮説検証(データ分析)」という調査研究の一連の流れを実践する。下記2の領域から各自が自分の関心に沿ったテーマを選択。その上で,文献研究または実証研究にもとづく研究レポートを作成し,全体の報告書の形にして刊行する。メンバーの意欲によっては共同研究の形を採る。
(授業内容の順序は、状況に応じて変更する。以下は参考)
授業計画
1 前期ガイダンス
2 社会学的研究の方法――テキストの講読・報告
3 文献講読の基礎――テキストの講読・報告
4 プレゼンの基礎――テキストの講読・報告
5 文献講読(1)――テキストの講読(入門書/社会学/公共性)
6 共同研究テーマ検討(1)――地域問題の検討
7 文献講読(2)――テキストの講読(入門書/社会学/地域社会)
8 共同研究テーマ検討(2)――地域問題の事例検討
9 文献講読(3)――テキストの講読(入門書/社会学/ボランティア・NPO)
10 社会調査の方法(1)――フィールドワークの基礎
11 文献講読(4)――論文の講読(専門書/社会学/まちづくり)
12 社会調査の方法(2)――フィールドワークの実践
13 文献講読(5)――論文の講読(学会論文/社会学/コミュニティ)
14 ボランタリー・アソシエーション、ソーシャルビジネス、ソーシャルプロダクツ
15 前期のまとめ
16 地域社会と地域問題(1)
17 地域社会と地域問題(2)
18 文献講読(6) /論文講読(学会論文/社会学/ボランティアの事例研究)
19 共同研究進捗報告(1)
20 文献講読(7) / 論文講読(専門書/社会学/地域社会の事例研究)
21 共同研究進捗報告(2)
22 共同研究進捗報告(3)
23 文献講読(8) / 論文講読(学会論文/社会学/ボランティアの計量研究)
24 共同研究進捗報告(4)
25 文献講読(9) / 論文講読(専門書/社会学/公共性)
26 共同研究進捗報告(5)
27 共同研究進捗報告(6)
28 文献講読(10) / 論文講読(英語論文/社会学/コミュニティ)
29 研究成果取りまとめ報告
30 授業のまとめ
その他
教科書 長谷川公一・浜日出夫・藤村正之 ・町村敬志 『社会学 (New Liberal Arts Selection)』 有斐閣 2007年 第1版
宇都宮京子編 『よくわかる社会学 (やわらかアカデミズム〈わかる〉シリーズ)』 ミネルヴァ書房 2009年 第2版
教科書以外で課題として提示する文献は、その都度配付する。
参考書 谷富夫・山本努編 『よくわかる社会調査 プロセス編 (やわらかアカデミズム〈わかる〉シリーズ)』 ミネルヴァ書房 2010年 第1版
川口清史・田尾雅夫・新川達郎編 『よくわかるNPO・ボランティア (やわらかアカデミズム〈わかる〉シリーズ)』 ミネルヴァ書房 2005年 第1版
松野弘・土岐寛・徳田賢二 『現代地域問題の研究―対立的位相から協働的位相へ』 ミネルヴァ書房 2009年
その他、必要な文献は適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、レポート(20%)、授業参画度(30%)
平常点は、プレゼン内容、質疑応答、授業態度、演習への貢献等を総合して評価する。
オフィスアワー 開講時に指示する。
備考 授業日に学外フィールドワークを実施することがあるので、授業開講時間以降にはなるべく他の授業がないことがのぞましい。

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