精神保健学

授業テーマ	心の健康（メンタルヘルス）について考える学問として精神保健学について学ぶ。
授業のねらい・到達目標	精神保健学は精神的な健康の保持・増進を取り扱う学問として発展してきている。心の健康を考える上で、さまざまなメンタルヘルス上の問題について理解を深め、私たちの周囲にあるストレスとのかかわり方について身につけて行くことができるようにする。それらを学ぶことで、このストレスの多い社会においてどのように心の健康を保ってゆくか、さらに、メンタルヘルス上に課題をもつ人々がその課題を抱えながらもWell Beingに生きてゆくと言うことはどういうことなのかを考える。
授業の方法	講義によって行う。テーマによってはグループディスカッションを取り入れ、理解を深める一助としてミニレポートを課する。

授業計画
1	精神保健学入門　その考え方と広がり
2	メンタルヘルスに対する４つの視点
3	メンタルヘルスにおけるセルフケア　ポジティブサイコロジー
4	メンタルヘルスにおけるセルフケア　ストレスとその対処
5	メンタルヘルスの問題１；全般－うつ病と心理学的介入
6	メンタルヘルスの問題２；全般－自殺とその予防について考える
7	メンタルヘルスの問題３；幼児・児童期－愛着障害、児童虐待
8	メンタルヘルスの問題４；児童期－発達障害とその広がり
9	メンタルヘルスの問題５；思春期－神経症性障害への取り組み
10	メンタルヘルスの問題６；青年期－若者のメンタルヘルス
11	メンタルヘルスの問題７；青年期－統合失調症とリカバリー
12	メンタルヘルスの問題８；成人・高齢期－高次機能障害、認知症とは
13	メンタルヘルスへの取り組み－職場、学校、家庭で
14	精神保健に関する文献調査、情報収集、課題のまとめ
15	授業のまとめ、あなたが健康でいるために

その他
教科書	なし、適宜レジメを配布する
参考書	適宜、授業内で紹介してゆく
成績評価の方法及び基準	平常点(25%)、レポート(50%)、ミニレポート(25%) ミニレポートはその日の講義内容に関してそれぞれの考えるところを記してもらう形で行う。レポートは、授業で取り上げた内容についていくつかのテーマをあげ、その中から一つを選びレポートを作成してもらう。
オフィスアワー	当授業終了後、本館５階　心理学科事務室にて20分