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物理化学5

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科目名 物理化学5
教員名 久米 祥夫
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 量子論入門
授業のねらい・到達目標 化学を学ぶ上で必須である原子・分子のミクロな世界を理解するのに必要な量子化学の基本を学ぶ。
授業の方法 予習、復習の便を考えて、できるだけ教科書(シラバス)に沿って授業を行う。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 教科の性質上数式を扱うことが多くなる。授業ではできるだけ丁寧に式の導出を行うが、授業を支障なく理解するには予習・復習は必須である。
授業計画
1 量子論の序論と原理:8.1 古典力学の破綻、8.2 波と粒子の二重性
2 微視的な系の力学:8.3 シュレディンガー方程式、8.4 波動関数のボルンの解釈
3 量子力学的原理:8.5 波動関数に含まれる情報
4 8.6 不確定性原理、8.7 量子力学の基本原理
5 量子論の手法と応用:並進運動 9.1 一次元の箱の中の粒子
6 9.2 二次元および多次元における運動、9.3 トンネル現象
7 振動運動:9.4 エネルギー準位、9.5 波動関数
8 回転運動:9.6 二次元の回転(環上の粒子)、9.7 三次元の回転(球面上の粒子)、9.8 スピン
9 近似法:9.9 時間に依存しない摂動法、9.10 時間に依存する摂動法
10 原子構造と原子スペクトル:10.1 水素型原子の構造
11 10.2 原子オービタルとそのエネルギー
12 10.3 分光学的遷移と選択率
13 学習内容の整理と授業内試験
14 課題学習
15 試験内容の解説と補足
その他
教科書 Atkins, de Paula 著  千原, 中村 訳  『アトキンス 物理化学(上)』 東京化学同人 2009年 第8版
参考書 Moore 著  細矢、 湯田坂 訳  『ムーア 基礎物理化学(下)』 東京化学同人 2002年 第1版
成績評価の方法及び基準 平常点(15%)、レポート(15%)、授業内テスト(70%)
平常点は主として出席点であるが、その時間に指名しての質問に返事がないときは欠席とする。
レポートについては、互いに写しあったと思われるレポートがあった場合は双方ともに減点する。
オフィスアワー 本授業終了後、教室での10分間、または、最初の授業内で伝えるE-mailアドレスに連絡してください。

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