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気圏科学特論I

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科目名 気圏科学特論I
教員名 福岡 義隆
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 地球情報数理科学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 気候学原論 ~ 火星に気象はあるが気候はない
授業のねらい・到達目標 私の気候観
     いかなる立場であろうと研究は「哲学」である
     惑星の気象学では気候学たりえない
     福井気候学を継承
授業の方法 関連論文のコピーや別刷配付,パワーポイントなどの活用によって,図解を多用して具体的かつ3次元的に授業を進める。
各自が気候システム言論にかかわる英文論文・英文図書・英文Web情報の紹介を行う(選択にあたっては,上記のねらいを参照)。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 項目別に下記するが,実際の天候推移も鑑み,各授業において重点を調節して進める。
授業計画
1 ガイダンス
2 第1章 地球環境学としての気候学に3つの観点がある
3 第2章 気候要素各論      (主な話題)
     2-1 日射の気候学    太陽黒点の周期と気候変動
4 2-2 温度の気候学    温暖化のシステム
5 2-3 気圧の気候学    古気候復元への総観気候の応用
6 2-4 風の気候学     時空間スケール毎の風の役割
7 2-5 湿度の気候学    人間との関わり(体感気候など)
8 2-6 降水の気候学    Thornthwaiteに学ぶ水文気候
9 第3章 系統気候学各論     (主な話題)
3-1 気候変動論     気候が人間の歴史を左右
10 3-2 環境気候学     気候学は環境学
11 3-3 生気候学      健康・衣食住と気候、
               生物季節と年輪の気候
12 3-4 災害気候学     異常気象+人間=気候災害
13 3-5 産業気候学     三澤勝衛の風土産業
14 終章 古典気候学への回帰  福井気候学への回帰の現代的意味付け
        気候は文化であり、その研究も文化である
15 まとめ
その他
教科書 授業時に紹介する。
参考書 必要に応じて紹介する。
成績評価の方法及び基準 平常点(100%)
1)気候原論を十分理解している。2)気候学の古典的理念を理解してもらう
オフィスアワー 随時 8号館A312室

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