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宗教学特殊講義1

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科目名 宗教学特殊講義1
教員名 合田 秀行
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 哲学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 身体論の視点からの仏教哲学と西洋哲学との比較
授業のねらい・到達目標 山口一郎著『文化を生きる身体─ 間文化現象学試論 ─』を読み解きながら、仏教哲学と西洋哲学との比較思想論的検討を試みる。前期は特に大乗仏教哲学の双璧をなす唯識学派(瑜伽行派)の理解を深めた上で、三性説やアーラヤ識説の視点から西洋哲学との比較検討を行う。
授業の方法 担当者が用意したプリントを軸として、輪読・講義形式で進める。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 次回の範囲を予習して講義に臨むこと。
授業計画
1 ガイダンス
2 仏教哲学と西洋哲学 総論
3 仏教哲学と否定神学(1)否定神学とデリダ、レヴィナス
4 仏教哲学と否定神学(2)マイスター・エックハルトの無の哲学
5 仏教哲学の法の概念(1)小乗仏教・大乗仏教における法
6 仏教哲学の法の概念(2)法を観るという逆説的事態
7 唯識哲学入門 法としての識
8 唯識の三性説とフッサールの「態度」という概念(1)
9 唯識の三性説とフッサールの「態度」という概念(2)
10 唯識の識の構造(1)六識とマナ識
11 唯識の識の構造(2)アーラヤ識と西洋哲学(カント、ヒューム、フッサール)
12 識の転変(1)識の転変とフッサールの時間流
13 識の転変(2)逆説的事態の解釈
14 識の転変(3)逆説的事態の解釈・続き
15 唯識で理解される身体性
その他
教科書 なし 担当者がプリントを用意します。
成績評価の方法及び基準 平常点(30%)、レポート(70%)
出席・輪読・発言などを踏まえた平常点と講義の内容を踏まえたレポートとによって評価します。
オフィスアワー 講義中に指示します。

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