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社会学理論・学説講義2

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科目名 社会学理論・学説講義2
教員名 松岡 雅裕
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 社会学専攻
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 前期の授業内容を踏まえ、後期は、近代市民社会の崩壊過程と社会学の使命を授業テーマとする。
授業のねらい・到達目標 現代の社会学思想に込められた危機意識を問題としつつ、その考察により浮かび上がってくる近代市民社会の崩壊といったイメージがいかに抜き差しならないものか、また、その克服を考察することの重要性を認識する。
授業の方法 大学院の授業であることを考慮し、一方的な講義形式ではなく、受講生の研究テーマ・問題意識と関連付けながら授業を進める。
授業計画
1 ガイダンス・後期の授業テーマの解説(近代市民社会は今なお存在するのか)
2 現代文明に対する問いかけ1(フロイトの文化的ペシミズム論とエリアスの「文明化された人間」分析)
3 現代文明に対する問いかけ2(ホルクハイマーの道具的理性批判とマルクーゼの抑圧論)
4 現代文明に対する問いかけ3(ギデンズのグローバリゼーション論とイリッチのコンヴィヴィアル社会論)
5 現代人の思考構造1(ベンヤミンの批評学のスタンス)
6 現代人の思考構造2(マクルーハンの「熱いメディアと冷たいメディア」論)
7 現代人の思考構造3(デュルケムの神聖な神とゴッフマンの世俗的な神)
8 社会システム論の発想1(パーソンズの動的均衡とシステム進化)
9 社会システム論の発想2(ルーマンの非トリヴィアルなシステム)
10 社会システム論の発想3(ハーバーマスによる「システム合理性と公共圏」の分析)
11 現代の社会的資源と資本1(J.ロールズの格差原理)
12 現代の社会的資源と資本2(ブルデューのハビトゥスと文化資本)
13 現代の社会的資源と資本3(D.ベルによるポピュリズム分析)
14 関連する文献調査
15 まとめと質疑
その他
教科書 なし。
参考書 研究上重要な参考書は、授業時に指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(30%)、レポート(30%)、授業参画度(40%)
オフィスアワー 社会学科松岡雅裕研究室。原則水・木・金曜日。

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