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映像文化論

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科目名 映像文化論
教員名 大久保 遼
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ メディアのなかの映像/映像のなかのメディア
授業のねらい・到達目標 デジタル化はそれまで別々のメディアであった映画、写真、テレビ、文字、絵画をスクリーンの上で融合させはじめています。また他方で、それまで映像とは無縁だったさまざまなメディアにスクリーンが埋め込まれるようになってきました。本講義では、こうした近年の状況を踏まえながら、映像をメディア論的に、メディアを映像論的に概説していきます。19世紀から現在に至るさまざまな映像/メディアの事例のなかから、新しい映像文化の変化を読み解き、遍在するスクリーンとうまく付き合い、使いこなしていくためのヒントを見つけて欲しいと考えています。
授業の方法 映画のみならず、テレビ番組、ミュージック・ビデオ、CM、ライブ映像から100年前の多彩な映像文化まで、さまざまな種類の映像を紹介しながら講義を進めます。また各回の授業では簡単なコメントシートの提出が求められます。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 教科書や講義のなかで紹介する参考文献・映像のなかから、自分の関心に近いものに目を通しておくこと。また講義の進捗状況や受講者の関心次第で、授業計画は変更されることがあります。
授業計画
1 ガイダンス:授業の概要、講師の紹介
2 テレビの登場とメディア論の生成:マーシャル・マクルーハンとは誰か?
3 写真はどこにあるのか?:カメラ・オブスキュラからインスタグラムまで
4 映画に見る「映画」の歴史:サイレントからトーキーへ
5 映画館と観客の歴史:ニュー・シネマ・パラダイスと映画を見る空間
6 映画の歴史を巻き戻す:ポスト・シネマからプレ・シネマへ
7 前半の小括と中間コメントシートの提出
8 ミュージック・ビデオと歌番組:テレビは音楽の何を変えたか?
9 映像/音楽/デジタル:デジタル以降の制作環境
10 雑誌『ぴあ』を再読する:ポスト撮影所時代の映画と観客
11 ぴあとTSUTAYAの80年代:チケットシステムとレンタルビデオ
12 映像がつながりはじめる:インターネットの登場と映像文化
13 映像をモバイルする:CMに見るケータイの歴史
14 複合メディア環境のなかの映像
15 まとめ:映像とメディア
その他
教科書 飯田豊編 『メディア技術史:デジタル社会の系譜と行方』 北樹出版 2013年
参考書 吉見俊哉 『メディア文化論』 有斐閣 2012年
水越伸 『21世紀メディア論』 放送大学教育振興会 2011年
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、レポート(60%)
出席とコメントシートの提出:40%
最終レポートの提出:60%
オフィスアワー 質問はコメントシートに記入するか、講義終了後に教室で受けつけます。

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