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特殊研究ゼミナール2

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科目名 特殊研究ゼミナール2
教員名 紅野 謙介
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ 小説分析の方法
授業のねらい・到達目標 近現代文学の小説を徹底的に微視的に解読する。谷崎潤一郎「吉野葛」と花田清輝「『吉野葛』注」に対象を定めて、小説を読み、研究するにはどのようなアプローチがあるのか。初出や前史の調査に始まり、小説の内容や表現を細かく分解しながら、考察していく。研究方法を学ぶとともに、論文やレポートの書き方を学習する。
授業の方法 演習形式のゼミとする。3年生を中心に分担して発表を行う。発表に際しては必ず資料を作成し、どのような問題意識のもとでテーマ設定したかを明確にしながら、報告を行なう。毎回、4年生から司会、コメンテーターなどの役割を決めて議論が活発に展開できるようにする。学期末にはレポートを書く。
履修条件 受講を許可された3年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は、特殊研究ゼミナール1(前期)の第1回目の授業で申し出ること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント この授業のねらいや進め方をめぐるガイダンスの後、発表の順序やテーマについて協議する。その後、2回目から発表に入る。担当は事前に連絡する。
授業計画
1 ガイダンス
2 谷崎潤一郎と花田清輝
3 研究史の整理
4 「吉野葛」の枠組み、構成
5 吉野という空間
6 語りの特徴
7 古典文学との関係
8 引用とインターテクスチュアティ
9 花田清輝という評論家
10 「『吉野葛』注」の文体と構成
11 「注」という方法
12 文学としての批評
13 「鳥獣戯話」への道筋
14 課題作成
15 まとめ
その他
教科書 谷崎潤一郎 『吉野葛・蘆刈』 岩波文庫 1986年
花田清輝「『吉野葛』注」は別途配布する。
参考書 授業中に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、レポート(40%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー 授業終了後、研究室にて20分間。メールは、kohno★chs.nihon-u.ac.jp(★を@に変換してください)。

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