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英米文学概説1

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科目名 英米文学概説1
旧カリキュラム名 英米文学概説1
教員名 前島 洋平
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ John Dougillの手によるPopular Classics of English Literature を手がかりに、英文学科生として
必読の英文学作品に触れる。
授業のねらい・到達目標 「英国あるいは米国の文学の概要を説明する」授業であるが、文学史的な知識の伝授は2年時以降の授業に譲る。本授業では、英文学どころか自国(日本)の文学さえ読まないで育ってきたであろう新入生諸君に対して、主として英国の作家の生涯とその代表作の一部を紹介し、少しでも興味を持って帰ってもらおうという試みである。
授業の方法 受講者による輪読と担当者による解説からなる。受講者は以下の点を留意されたい。
(1)各章が6ページ程度からなる英文を1人ずつその場で当て、音読と(部分的な)訳読を行う。
(2)英語の点で重要な箇所について、毎時間小テストを行い理解度を問う。その場で調べているようでは時間が足りなくなるので注意。
(3)章が1つ終わるごとに、その作家と作品に関するレポート課題を課す。
履修条件 (1)総授業数の3分の2以上の参加が可能であること。
(2)予習に膨大な時間をさけること。
(3)レポート作成に際しては、コピペなどの卑しい行為を慎み、参考文献をもとに自力で完成させる覚悟(忍耐力)を持っていること。
事前学修・事後学修,授業計画コメント (授業内での訳読は事前割当制ではないので)少々癖のあるテキストの英語を事前に読んでおくことはもちろんのことだが、原作を邦訳でも構わないので読んでおかないと、課題のレポート作成の際に大きな支障が出てくることが予想される。
進度によっては、映画などの視覚教材を利用することもある(かもしれない)。
授業計画
1 オリエンテーション---(英米)文学と何か
2 W. Shakespeare, Romeo and Juliet その1
3 W. Shakespeare, Romeo and Juliet その2
4 W. Shakespeare, Romeo and Juliet その3 / D. Defoe, Robinson Crusoe その1
5 D. Defoe, Robinson Crusoe その2
6 D. Defoe, Robinson Crusoe その3
7 J. Swift, Gulliver's Travels その1
8 J. Swift, Gulliver's Travels その2
9 J. Swift, Gulliver's Travels その3 / M. Shelley, Frankenstein その1
10 M. Shelley, Frankenstein その2
11 M. Shelley, Frankenstein その3
12 C. Dickens, A Christmas Carol その1
13 C. Dickens, A Christmas Carol その2
14 理解度の確認
15 C. Dickens, A Christmas Carol その3 / 総括
その他
教科書 John Dougill, Popular Classics of English Literature, Eihosha, 2009
巻末には日本語による詳しい注が付いているので参考にしたい。
参考書 山内久明・高田康成・高橋和久 『イギリス文学』 放送大学教育振興会 2006年
木下卓・窪田憲子・高田賢一 『英語文学事典』 ミネルヴァ書房 2007年
Birch, Dinah (ed.), The Oxford Companion to English Literature, Oxford University Press, 2009, 7 edition
その他、必要に応じて授業内で随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 試験(30%)、平常点(15%)、レポート(25%)、授業参画度(15%)、毎週実施の小テスト(15%)
各章終了時に課されるレポートは、その作家の生涯に関する歴史的記述の要約と作品に関する感想からなる。コピペと判断されるレポートは評価対象外とする。
オフィスアワー 月曜日または火曜日に7号館3階の教員研究室にて。
開講時に指示する連絡方法を通じて、事前にアポイントメントをとること。
備考 ただ教室に存在するだけでは単位の取得は難しい。
座席は学生証番号順による指定制とする(初回授業時に調整する)。
教科書忘れ、授業中の携帯使用、5分以上の居眠り、他の受講者の迷惑になる私語などをおこなった学生は自動的に欠席扱いとなる(大学生なので本人に指摘はしない)。

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