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ドイツ語11

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科目名 ドイツ語11
教員名 宮澤 義臣
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 外国語科目
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ ドイツ語複文の理解
授業のねらい・到達目標 ひととおり学んだドイツ語をもう一度とらえ直して確実な語学力をつけていきましょう。
ドイツ語11の授業内容を習得すれば特に複文(副文,関係文,接続法を使った文)の知識理解が深まり,言語運用ができるようになります。
ドイツ語の知識をブラッシュアップし,中級ドイツ語にレベルアップする準備になります。
単語でドイツ語を理解するレベルから脱却して,複雑な文章や気をつけるべきニュアンスの違いをしっかり理解できるようになります。
授業の方法 文法事項を説明し再確認した後,ドイツ語文章の読解や作文を通して演習的なドイツ語学習をします。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 独和辞典を必ずお持ちください。
文法事項や変化語尾に自信のない人は1年次に学んだ教科書等を参考書を使って宿題に取り組んでください。(この予習があなたの授業理解度を高めます。)
返却された課題は復習として必ず解き直して下さい。(解き直しは知識理解の定着をとても高めます。やりっ放しは厳禁です。)
授業計画
1 いままでのドイツ語実力の確認
力試しとして初回にドイツ語検定などの実力試験を体験します。(気軽に受けましょう。)
2 名詞に関する素朴な問題を理解する
独和辞典を利用して名詞の性,数,また語尾変化について素朴な疑問や問題を洗い出して考えます。
3 動詞に関する素朴な問題を理解する
独和辞典を利用して動詞の他動詞,自動詞とは?h,s表示の謎など基本的な理解に関わる問題を考えます。
4 照応関係,語順,語構成の諸問題を考える
ドイツ文を正確に読むために不可欠な知識だが,初級文法ではあまり触れない部分を取り上げてドイツ語の知識を深めます。
5 副文と関係詞1
定関係代名詞,前置詞がついた関係代名詞,関係副詞について学び直します。
6 副文と関係詞2
不定関係代名詞 wer, was について学び直し,演習的に問題を解いていきます。作文もしてみます。
7 接続法の知識理解1(間接話法)
接続法I・接続法IIの作り方について学び直し,間接話法を復習します。例文の読解を利用して作文もします。
8 接続法の知識理解2(接続法Ⅰ・接続法IIの本来の使い方)
要求話法,非現実的用法,外交的用法について復習し,例文の読解を利用して作文をします。
9 時称とAktionsart
過去形と完了形について復習し,例文の読解を利用して作文をします。なるべく単文ではなく複文を取り扱います。
10 冠詞と代名詞,冠飾句
日本人には理解しにくい冠詞の使い方をここできちんと体系的にまとめます。作文には必須の知識です。またジャーナリズムの文章,論文の文章に多用される冠飾句についてもここで学習します。
11 Satzgliedを知ろう
ドイツ語文の分析に不可欠なSatzglied(文肢)の概念を演習問題をときながら学びます。
12 最近のドイツ語に見られる新しい傾向
まだ日本の文法書には書かれていませんが,口語でも一部は文語でも使われているVerlaufsform(進行形)とAbsentiv(不在構文)について紹介します。
13 授業内試験と解説
試験は辞書の持ち込みが可能です。
14 調査学習と応用問題
今までの文法事項を踏まえ,図書館資料やITを利用してドイツ語の応用問題に挑戦します。
15 今学期のまとめ
ドイツ語12へ続く橋渡しをするため,夏休み中にすべき学習についてここで紹介いたします。
その他
教科書 教科書は使用せず,プリントを配布します。
独和辞典は必ず持参してください。(電子辞書も可です。またお使いになっていれば独英辞典やDudenをお持ちになっても結構です。)
学習する文法事項に自信がない方は,1年時に使った頼りになる教科書や文法の本を持参してください。
参考書 Dreyer, Hilke & Schmidt Eberhard, Lehr- und Übungsbuch der deutschen Grammatik Die gelbe akutuell, Hueber, 2009, 1 edition
Deyer&Schmidtの文法書はDaF(Deutsch als Fremdsprache 外国人のためのドイツ語)むけに書かれたものです。この本には皆さんが必要とする基本知識が簡潔に書かれているのと練習問題がありますので,予習・復習として自習される方には最適だと思います。ただしあくまでも DaF 向けなので,ドイツ語学的な,言語学的なドイツ語理解とは異なる実用的な記述の仕方です。よって学校文法的なので授業で解説する方法とは違います。実用と学問,その違いを知ることも大切だと思います。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(60%)、授業参画度(20%)、宿題プリントの成績(20%)
授業内テスト(13回目)は必ず受けてください。
授業参画度は14回目教室外学習の成果により評価します。
授業内容の定着を目指すための宿題プリントは添削採点してお返しします。この成績も評価対象になります。
ドイツ文学科の定めた欠席回数を超えた場合は単位が認定されません。
課題を出さない,宿題をださないと平常点・その他の点が加算されず成績評価に大変不利になりますので,御注意を。
オフィスアワー 火曜日の昼休みに本館講師控室を訪ねてください。
上記以外に電子メールでも受け付けます。(miyazawa@lit.tamagawa.ac.jp 全角を半角に変換して送信してください。)

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