文理学部シラバスTOP > 文理学部 > ドイツ文学科 > ドイツ文学演習8
日本大学ロゴ

ドイツ文学演習8

このページを印刷する

科目名 ドイツ文学演習8
教員名 大羅 志保子
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業テーマ フランツ・カフカの最初の短編小説『判決』を読む。
授業のねらい・到達目標 作家フランツ・カフカ(Franz Kafka 1883-1924)は、当時オーストリア=ハンガリー二重帝国の属領であったチェコのプラハで、ドイツ系ユダヤ人の家庭に生まれ、若くして罹患した結核のために41歳で他界した。彼の作品は、ほとんどが生前未発表のままノートに残され、死後、友人マックス・ブロートの手によって整理刊行された。特異な時代状況や家庭事情、死に至る病の中での執筆など、特異な背景・土壌から生み出されたカフカ作品の世界に触れ、いわゆる「カフカ的なもの」とは何か、を問うのが本授業のねらいです。
授業の方法 初回ガイダンス時に、授業の進め方や受講に際しての注意事項、並びに評価方法や基準について説明します。受講者は毎回必ず「充分な下調べをして(テキストの音読練習、語句や文法事項を丹念に調べ、説明・使用できるようにする、内容の大まかな把握など)」授業に臨んでください。その前提のもと、なるべく多くの人に発表してもらいます。発表者以外の受講生も全員、質問に答えるという形で授業に参加してもらいます。
履修条件 学科の履修規定による
授業計画
1 ガイダンス: 後期使用のカフカ作品と後期授業内容概説
2 Es war an einem Sonntagvormittag ...
3 Und war es dann noch sicher, dass alle die Plage ...
4 Der Freund aber hatte keine Ahnung von dieser Veränderung ...
5 Und wenn sie dann, rasch atmend unter seinen Küssen ....
6 Georg staunte darüber, wie dunkel das Zimmer des Vaters ...
7 "Georg", sagte der Vater und zog den zahnlosen Mund in die Breite ...
8 Georg stand knapp neben seinem Vater, der den Kopf mit dem ...
9 Auf seinen Armen trug er den Vater ins Bett ...
10 "Aber schau mich an!" rief der Vater, und Georg lief ...
11 Der Vater beugte sich vor, fiel aber nicht ...
12 "Seit Jahren passe ich schon auf, dass du mit dieser Frage kämest! ..."
13 授業内試験(1)
14 授業内試験(2)
15 試験の解説と補足
その他
教科書 Franz Kafka, Das Urteil, Daisan Shobo Verlag Tokyo, 1996, 9 edition
邦題:フランツ・カフカ著 国松 孝二編:『判決』(発行所:第三書房)ISBN 4-8086-1537-1
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(60%)、授業参画度(40%)
第13回もしくは第14回に授業内試験を行う。授業参画度で十分評価が可能な場合には、課題等で試験にかえることもある。成績評価の方法や基準については、初回ガイダンス時に説明します。
オフィスアワー ドイツ文学科事務室に申し出てもらい、面談日を決めます。

このページのトップ