社会学演習

科目名	社会学演習
旧カリキュラム名	社会学演習
教員名	中瀬　剛丸
単位数	2	学年	2	開講区分	文理学部
科目群	社会学科
学期	通年	履修区分	必修

授業テーマ	メディアと社会のかかわりを学ぶ
授業のねらい・到達目標	私たちが”世の中で起こっていること” ”社会の姿”として認識することの大半はメディアによって伝えられることです。メディアと社会のかかわりを学ぶことで、メディアが発達した現代の社会を生きている私たちの生活を社会学的な視点で把握することを目標とします。
授業の方法	前期は、「社会問題とメディア」をテーマに文献（新書）の輪読をしながら、様々なテレビ番組を視聴します。文献は報告担当者だけでなく全員が読んだ上で意見交換をする形にします。まずは、しっかりと本を読む姿勢を身につけることを求めます。後期は、いくつかのグループに分かれて共同研究に取り組みます。研究成果は報告書として冊子にまとめます。
履修条件	演習の選考で履修が決まった学生
事前学修・事後学修，授業計画コメント	履修生には、演習での意見交換や共同研究への積極的な参加を求めます。本の輪読や共同研究で知識を得るとともに、グループでの議論で自分の意見をきちんと述べたり、人前で話をしたりする経験を積むことも重視します。

授業計画
1	ガイダンス：演習の進め方のガイダンスと1分間スピーチ。参加者がそれぞれ、どういう分野や問題に関心を持っているかについて、１人１分程度の持ち時間でスピーチをしてもらいます。
2	メディアによって構築される世界
3	ジャーナリズムについて考える　熊本放送民教協スペシャル『記者たちの水俣病』
4	原寿雄著　『ジャーナリズムの可能性』　岩波新書
5	貧困について考える　ＮＨＫスペシャル『ワーキングプア　働いても働いても豊かになれない』
6	湯浅誠著　『反貧困　－「すべり台社会」からの脱出』　岩波新書
7	今野晴貴著　『ブラック企業　日本を食い潰す妖怪』　ちくま新書
8	戦争について考える　証言記録兵士たちの戦争『ニューギニア・ビアク島　幻の絶対国防圏』
9	武田徹著　『戦争報道』　ちくま新書
10	負の歴史について考える　ドキュメンタリー『ヒトラーチルドレン　ナチスの罪を背負って』
11	福間良明著　『「戦争体験」の戦後史　世代・教養・イデオロギー』　中公新書
12	民族紛争と国際政治について考える　ＮＨＫスペシャル　『民族浄化～ユーゴ・情報戦の内幕～』
13	戦争とメディア
14	課題学習
15	後期の共同研究に向けた話し合い
16	後期のガイダンス
17	共同研究の進め方の話し合い
18	研究計画のプレゼン
19	グループワーク（１）
20	グループワーク（２）
21	グループワーク（３）
22	中間報告
23	グループワーク（４）
24	グループワーク（５）
25	グループワーク（６）
26	グループワーク（７）
27	グループプレゼンの準備
28	共同研究グループプレゼン
29	課題学習
30	1年間のまとめ

その他
教科書	湯浅誠『反貧困（岩波新書）』岩波書店原寿雄『ジャーナリズムの可能性（岩波新書）』岩波書店今野晴貴『ブラック企業　日本を食い潰す妖怪（文春新書）』文藝春秋社武田徹『戦争報道　（ちくま新書）』筑摩書房福間良明『「戦争体験」の戦後史　世代・教養・イデオロギー（中公新書）』中央公論新社
参考書	参考文献は授業内で適宜紹介します。
成績評価の方法及び基準	平常点(100%) 報告・発表の内容や意欲、共同研究の取り組みへの積極性などを総合して平常点を評価します
オフィスアワー	火曜日４限