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教育思想論

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科目名 教育思想論
教員名 下司 晶
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ 現代の教育思想 ――新たな教育像と教育批判―
授業のねらい・到達目標 「外国教育史2」では十分に扱うことのできなかった20世紀以降の教育思想を取り上げる。
 20世紀の教育思想の特徴は、新たな教育のあり方を模索する立場と、教育を根源的に批判する立場の2つに大きく整理できる。
 これらの二大潮流を学ぶことで、現代の教育を深く理解できるようになることが授業の目標である。
 ポストモダン以降の教育のあり方をともに考えたい。
授業の方法 文献講読(おそらく少人数での)が中心になります。
 最初の数回は教員が講義し、その後は学生による発表とディスカッションが中心になります。
履修条件  「外国教育史1」「外国教育史2」を履修済みであることが望ましい。
事前学修・事後学修,授業計画コメント  発表者以外も予習が必須です。テキストの指定箇所を事前に読んで、質問やコメントなどを考えてきた上でディスカッションに参加する必要があります。
 通常、毎時の予習復習に一時間程度を要します。
 ミニレポートの作成では半日~数日、最終レポートの作成では数日以上の時間を確保すること。
 以下はあつかわれる予定の思想です。詳細な計画は、授業初回に提示します。
 また授業内容/計画は、受講生の要望を踏まえて変更する可能性があります。
授業計画
1 イントロダクション
2 教育思想のルーツをたどる(1) ソクラテス/プラトン
3 教育思想のルーツをたどる(2) カントと啓蒙の思想
4 新教育以後の教育思想(概説1)
5 デューイ(後期)――『民主主義と教育』
6 ルドルフ・シュタイナーと自由ヴァルドルフシューレ
7 A・S・ニイルの世界で一番自由な学校
8 フレネと自己表現する子どもたち
9 教育批判の思想(概説2)
10 イヴァン・イリイチと『脱学校の社会』
11 フレイレと「自律的な主体」
12 ミシェル・フーコーと「監獄としての学校」
13 教育批判の先にあるもの
14 授業のまとめ
15 教育思想を通して教育を考える
その他
教科書 今井康雄編 『教育思想史 (有斐閣アルマ)』 有斐閣 2009年
小玉重夫 『シティズンシップの教育思想』 白澤社/現代書館 2003年
関川悦雄 ・北野秋男 『教育思想のルーツを求めて―近代教育論の展開と課題』 啓明出版 2009年
 その他、必要に応じて資料を配付し、また授業にて挙示します。
 参考書/その他の資料の購入を求めることがあります。
参考書 広田照幸 『ヒューマニティーズ 教育学』 岩波書店 2009年
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、レポート(50%)
 ただし、いずれかの評価が最低基準に満たない場合、単位修得が認められない場合がある。
オフィスアワー 水曜3限に7号館2階の研究室を訪問して下さい。
 バッティングを避けるため、メールや教育学研究室への伝言等で事前に連絡しておくと確実です。
 授業内容への質問はリアクションペーパー、授業終了後に直接聞く、電子メールなどの方法でお尋ね下さい。
備考  ①「外国教育史1」「外国教育史2」を履修済みであることが望ましい。
 ②授業初回のイントロダクションには必ず出席すること。欠席の場合、履修を認めないこともあります。
 ③毎回感想などを記入してもらいます。記述内容は授業中に公表することもあります。
 ④公欠等の条件は授業初回で提示します(「公欠」とするためには、課題が課されます)。
 ⑤「楽勝科目」ではありません。受講生には積極的な受講姿勢を求めます。

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