教育学特殊講義１

授業テーマ	社会調査法の基礎
授業のねらい・到達目標	到達目標１）社会調査の意義と目的について理解を深める２）質的調査と量的調査の違い、それぞれのメリットやデメリットについて理解する３）社会調査の倫理や個人情報保護等について考える
授業の方法	授業で配布する資料をもとにしながら、基本的には授業を講義形式で進める。必要に応じて、適宜、グループでの作業を行う。

授業計画
1	ガイダンス
2	社会調査の意義と目的
3	社会調査の種類と方法　質的調査と量的調査の違い、使い分け
4	社会調査の倫理　社会調査の心構え、調査対象者や社会の信頼に応えるために注意すること
5	質的調査について（１）企画から調査まで　テーマを決める、調査の準備、対象者の選定
6	質的調査について（２）フィールドワーク、参与観察、インタビュー　調査の具体的な方法、フィールドノーツの作成、インタビューの方法
7	質的調査について（３）データの整理　分析へ向けたデータの整理、分析の方法
8	考察（１）質的調査の論文を読む
9	量的調査について（１）企画から調査まで　テーマの決定、仮説の構築、対象の選び方、サンプリング
10	量的調査について（２）調査票の作成　調査票・質問文の作り方
11	量的調査について（３）実施と回収　調査票の配布・回収、データの整理
12	量的調査について（４）分析　基礎的な集計作業
13	考察（２）量的調査の論文を読む
14	討論　社会調査の今日的課題
15	まとめ

その他
教科書	なし
参考書	S.B.メリアム『質的調査法入門ー教育における調査法とケース・スタディ』ミネルヴァ書房 1998年谷岡一郎『データはウソをつく　科学的な社会調査の方法』ちくまプリマー新書 2007年第1版本田由紀、須藤康介、古市憲寿『おとなの学びなおし社会学文系でもわかる統計分析』朝日新聞出版 2012年
成績評価の方法及び基準	試験(70%)、平常点(10%)、授業参画度(20%)
オフィスアワー	授業内で配布する「感想シート」に記入・提出してください。回答は次回授業時とします。