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地球システム科学概論3

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科目名 地球システム科学概論3
旧カリキュラム名 (上記科目名は2008~2015年度入学者)「地球システム科学概論3」(2004~2007年度入学者)
教員名 山川 修治・山中 勝
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 地球科学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ 地球をめぐる大気と水の科学
授業のねらい・到達目標 ・ねらい: 地球の大気圏・水圏・地圏における多様な現象について,それぞれ地球的視野から
捉え,地域性やメカニズムについて理解する。また,諸現象の人間活動との関係,環境について
考察する。技術士に関連する地圏・水圏・気圏分野の基礎概念を導入する。
世界的視点に立って気象・気候の特性について理解する(1~7)。
エネルギー循環の立場から大気・海洋・水循環のシステムについて理解する(8~14)。
第1回~第14回の授業内容の要点をまとめる(15)。
・到達目標: 学習を行う上での到達目標
(1)水の存在を可能にする惑星の成り立ちを理解している(1,15)
(2)世界の気象・気候分布に関わる諸現象について,地球的視野で理解している(2~3,15)
(3)世界の気候変動とその自然要因・メカニズムを地球的視野で理解している(4~7,15)
(4)太陽系における地球の特徴および水圏・気圏における進化を地球史と関連させて理解して
  いる(7~9,15)
(5)太陽からの放射エネルギーにより大気・海洋・水の循環が生じるメカニズムについて理解
  している(10~12,15)
(6)陸水の水質的特徴について理解している(13~15)
・学科プログラムの学習・教育目標とのかかわり: 「(A)地球システムの多面的理解」(1~5,
8~9,15),「(D)専門技術」(6~7,10~14,15)に寄与する。
*括弧内の数字は授業計画内の講義番号
授業の方法 プリント・書画カメラ・パワーポイント等を用いて図表・写真・画像を示し,現象や観測結果を
具体的に把握できるように努めながら講義を進める。以下の授業計画に加え,野外実習を行う場
合がある。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 前回授業のまとめを事前学習として行うこと。
授業計画
1 衛星画像からみた水惑星「地球」
―海洋と大気の相互作用―
2 世界の気候分布
―ケッペン気候区分の総観気候学的なとらえ方―
3 世界の異常気象・天候異変
―なぜ気象災害が起きたのか―
4 世界の気候変動を探る(1)
エルニーニョ・ラニーニャ現象と10年規模振動
5 世界の気候変動を探る(2)
雪氷圏が語る数10年~数100年規模変動と小氷期
6 世界の気候変動を探る(3)
火山噴火の大量噴煙が成層圏へ注入された場合
7 世界の気候変動を探る(4)
太陽活動の影響と近年の異変
8 生命を宿す地球
―地球はなぜ生命を宿すことができたのか―
9 元素の宇宙存在度からみる地球・海洋・大気組成
10 太陽放射と大気・海洋・水の循環(1)
―地球が受ける太陽エネルギー―
11 太陽放射と大気・海洋・水の循環(2)
―エネルギー循環により生じる大気・海洋・水循環―
12 太陽放射と大気・海洋・水の循環(3)
―大気・海洋・水循環にともなう様々な現象―
13 陸水の世界(1)
-陸水の特性-
14 陸水の世界(2)
-陸水の水質-
15 授業内テストと解説
その他
教科書 適宜プリントを配布する。
参考書 授業中に紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(70%)、授業内に課す課題(30%)
(1)水の存在を可能にする惑星の成り立ちと地球上の水・水蒸気・雪氷の特性を理解してい
  る(20点)
(2)世界の気象・気候に関わる諸現象について,地球的視野で理解している(10点)
(3)世界の気候変動の自然要因・メカニズムを地球的視野で理解している(20点)
(4)太陽系における地球の特徴および水圏・気圏における進化を地球史と関連させて理解し
  ている(14 点)
(5)太陽からの放射エネルギーにより大気・海洋・水の循環が生じるメカニズムについて理
  解している(30点)
(6)陸水の水質的特徴について理解している(6点)
総合的に判断し60点以上を合格とする。
※(1)~(6)は到達目標の番号
オフィスアワー 授業終了後10分程度、または別途指示する時間とする。
なお、不在時の連絡方法については、初回授業で案内する。

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