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地球物理実験1

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科目名 地球物理実験1
教員名 村瀬 雅之
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 地球科学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 地学の基礎的事象を体感的に学習する。
授業のねらい・到達目標 この授業の第一の目的としては、地学現象の基礎になっている様々な事象について、実験や観測を通じて学ぶことである。学生自身の手で機器を操作し、データを取得し、データを整理・計算して目的とする物理量を求めることで、講義の聴講とは異なった体験的学習をすることを目的とする。実験や観測をするためには、長さ・時間等の基礎的物理量の理解が必要であり、基礎的な物理実験の要素も取り入れた訓練も行う。また、現在、様々な地球物理学データがインターネットで公開され使用が可能である。本授業では、コンピュータを用い、公開されている膨大な地球物理学データから必要な情報を整理し、数値計算を行う事で地学現象を理解する方法の初歩を学ぶ。
本授業は、学科プログラムの学習・教育目標「(D)専門技術」にも寄与する。
授業の方法 全履修者をA B 二班に分ける。各班は隔週でこの授業を受ける(但し、両班合同で授業を行うこともある)。授業では、原則として、受講者それぞれに異なった課題を課すが、必要に応じて、グループや全員で取り組む課題もある。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 本授業では、地学に直接関係のある実験・観測を行うと同時に、基礎物理量測定に関する実験も重視する。地学現象に関する実験や測定をする上で、基礎的な物理量の測定(時間・長さ・質量・温度・電流等)の測定に関する理解が欠かせないからである。
また、基礎的な実験だけではなく、最先端の地球物理学的研究の現場に触れることも重要である。本授業では最先端の研究に取り組む他機関の見学を予定している。
以下に課題とする実験・見学を挙げる。
1,文理学部校内の緯度測定、2.文理学部校内での重力加速度の測定、3.文理学部校内の地磁気水平分力の測定、4.文理学部グランドでの地磁気全磁力の測定、5.地表面付近の地震波速度の測定、6.地震の震源位置の推定法、7.常時微動の測定、8、金属のヤング率の測定、9.剛性率の測定、10.固体の比熱の測定、11.透明な物体の光の屈折率の測定、12.金属円筒の密度の測定、13.数値整理法(コンピューターを用いる場合もある)、14.国土地理院の見学(予定)、15.その他地球物理に関係する展示会や研究機関の見学。
数値整理法など,全ての実習に共通して必要となる技術は,予習・復習をし良く理解するように努めること。
授業計画
1 A・B班 実験観測(1)
実験・観測課題の説明と実験・観測の進め方
実験・観測を行う上での注意事項、レポートの書き方などの説明
2 A班 実験観測(2)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
3 B班 実験観測(2)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
4 A班 実験観測(3)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
5 B班 実験観測(3)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
6 A班 実験観測(4)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
7 B班 実験観測(4)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
8 A班 実験観測(5)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
9 B班 実験観測(5)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
10 A班 実験観測(6)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
11 B班 実験観測(6)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
12 A班 実験観測(7)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
13 B班 実験観測(7)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
14 A班 実験観測(8)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
15 B班 実験観測(8)
各自に上記課題のうちの一課題を課す
その他
教科書 教科書は使わない。教員の編集したテキストを配布する。
成績評価の方法及び基準 授業内に課す課題(100%)
達成度評価基準
実験課題の場合は提出されたレポートを以下の基準で評価する。
1.各実験の目的が理解できているか。(1-15)
2.正しく機器が操作できたか。(1-15)
3.正しくデータを取得し、正しく整理できているか。(1-15)
4.テキストを正しく理解し、取得したデータから目的とする物理量が正しく導出出来ているか。(1-15)
見学の場合は,見学後に提出されたレポートを以下の基準で評価する。
1.見学の内容が正しく理解できているか。(1-15)
各項目毎に提出されたレポートを上記の基準で採点する。全レポートの平均点が、100点満点で60点以上を合格とする。
オフィスアワー 教員の指示する時間と場所とする。

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