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教育学特殊研究1

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科目名 教育学特殊研究1
教員名 高橋 寛人
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 戦後教育改革を現代とのつながりから考える。戦後初期の教員制度、教育行政、教育内容改革の中から重要事項をとりあげて、現代的視点から検討する。
授業のねらい・到達目標 戦後教育改革、戦後教育史をふまえて現代日本の教育改革を考える。
授業の方法 各回の授業は、占領下・戦後初期の教育改革について、関連史料・文献に基づいて教員が説明し、各学生がそれに関して意見を述べ、問題の所在を明らかにする。それをもとに、現代の関連の教育改革について、検討する。
また、授業で扱うテーマに関する論文(日本語の学術論文)を検討する。論文のテーマに関する知識・考え方を学ぶとともに、学術論文の書き方を学ぶ。
授業計画
1 Introduction
2 占領下の教育理念改革:教育基本法の教育目的をめぐる問題:「人格の完成」をめぐって
3 占領下の教師教育改革:師範学校批判と大学における教員養成
4 占領下の教育学改革:教育指導者講習(IFEL)をめぐって
5 占領下の教員資格制度改革:教育職員免許法の制定
6 占領下の教員身分保障制度改革:教育公務員特例法の制定
7 占領下の教育行政改革:教育委員会制度の誕生
8 戦後の教育行政改革:教育委員会制度の改編
9 戦後の教育内容改革:家庭科の誕生と廃止論
10 戦後の教育内容改革:大村はまの国語単元学習
11 コアカリキュラム連盟と「牧歌的カリキュラムの自己批判」
12 占領下の国語改革:漢字の簡略化、ローマ字教育など
13 戦前日本の国語国字問題
14 生活綴り方と国語・社会科教育
15 戦後におけるこども・若者の居場所問題
その他
教科書 毎回プリントを配布する。
参考書 高橋寛人 『危機に立つ教育委員会』 クロスカルチャー出版 2013年
授業で紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 専任教員でないので、授業終了後。

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