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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
ドイツ語11
教員名 宮澤 義臣
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ ドイツ語複文の理解
授業のねらい・到達目標 ひととおり学んだドイツ語をもう一度とらえ直すことで,自身の例文解釈や独作文が正しいかどうかという語学的判断力が身につきます。
ドイツ語11の授業内容を習得すれば特に複文(副文,関係文,接続法を使った文)の知識理解が深まり,言語運用ができるようになります。
ドイツ語の知識をブラッシュアップし,中級ドイツ語にレベルアップする準備になります。
単語でドイツ語を理解するレベルから脱却して,複雑な文章や気をつけるべきニュアンスの違いをしっかり理解できるようになります。
授業の方法 文法事項を説明し再確認した後,ドイツ語文章の読解や作文を通して演習形式による学習をします。
受講者にはめいめい例文を訳して頂いたり,独作文をお願いしながら授業を展開します。1時間の中で全員に1回は発表をお願いすると思います。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業に際しては独和辞典を必ずお持ちください。
【事前学修】毎回宿題が出ますのでこれが次回の授業のための事前学修になります。文法事項や変化語尾に自信のない人は1年次に学んだ教科書等を参考書を使って宿題に取り組んでください。(この予習があなたの授業理解度を高めます。)
【事後学修】宿題は翌週に添削されて返却されますが,復習として必ず解き直して下さい。解き直しは知識理解の定着には非常に効果的です。やりっ放しは厳禁です。受講者の理解度によっては個別に事後学修のための課題を課して提出を求める場合があります。
事前学修のために課した宿題は成績の対象になりますので,ブラックボードのコンテンツにpdfファイルにて掲示しておきます。授業欠席者は必ずダウンロードし,出席者と同じく次回提出期限までに提出します。欠席のためにできなかった等の理由は考慮されません。御注意下さい。
授業計画
1 いままでのドイツ語実力の確認
力試しとして初回に実力試験を体験します。(この結果は成績には反映させませんので気軽に受けましょう。)
【事前学修】いままでのドイツ語学習で自分の理解がまだ足りないと思うところを,1年時の教科書やノートを使用して重点的に学び直して下さい。
2 名詞に関する素朴な問題を理解する
独和辞典を利用して名詞の性,数,また語尾変化について素朴な疑問や問題を洗い出して考えます。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
3 動詞に関する素朴な問題を理解する
独和辞典を利用して動詞の他動詞,自動詞とは?,辞書にある h, s 表示の謎など基本的な理解に関わる事柄に習熟します。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
4 照応関係,語順,語構成の諸問題を考える
ドイツ文を正確に読むために不可欠な知識だが,初級文法ではあまり触れない部分を取り上げてドイツ語の知識を深めます。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
5 副文と関係詞1
定関係代名詞,前置詞がついた関係代名詞,関係副詞について学び直します。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
6 副文と関係詞2
不定関係代名詞 wer, was について学び直し,演習的に問題を解いていきます。作文もしてみます。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
7 接続法の知識理解1(間接話法)
接続法I・接続法IIの作り方について学び直し,間接話法を復習します。例文の読解を利用して作文もします。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
8 接続法の知識理解2(接続法Ⅰの本来の使い方)
要求話法について復習し,例文の読解を利用して作文をします。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
9 接続法の知識理解3(接続法IIの本来の使い方)
非現実的用法,外交的用法について復習し,例文の読解を利用して作文をします。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
10 時称とAktionsart
ドイツ語動詞の時称・Aktionsartの違いを確認した上で過去形と完了形について重点的に復習し,例文の読解を利用して作文をします。なるべく単文ではなく複文を取り扱います。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
11 数字と序数
基数についての知識を確認した上で,かなり大きな数まで表現できるように学習します。
ドイツ人の生活の中に登場する例を使って序数の表現の知識理解を高めます。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
12 Satzgliedを知ろう
ドイツ語文の分析に不可欠なSatzglied(文肢)の概念を演習問題をときながら学びます。
Satzgliedの分析と並んで,Vor-vorfeld, Vorfeld, Satzfeld, Nachfeldの知見を深め,特にSatzfeldの基本的な配語ルールに習熟します。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
13 授業内試験と解説
試験はすべて初見の問題になりますので,辞書・授業ノート等の持ち込みが可能です。
【事前学修】前回までの授業で学んだことをノートにまとめてください。
14 調査学習と応用問題
今までの文法事項を踏まえ,図書館資料やITを利用してドイツ語の応用問題に挑戦します。
最近のドイツ語に見られる新しい傾向
まだ日本の文法書には書かれていませんが,口語でも一部は文語でも使われているVerlaufsform(進行形)とAbsentiv(不在構文)について紹介します。
【事前学修】前回授業で配布された宿題(ブラックボードにもpdfファイルで添付されています。)に取り組んでください。
15 今学期のまとめ
ドイツ語12へ続く橋渡しをするため,夏休み中にすべき学習についてここで紹介いたします。
【事前学修】授業内試験の解き直しに取り組んでください。
その他
教科書 教科書は使用せず,プリントを配布します。
独和辞典は必ず持参してください。(電子辞書も可です。またお使いになっていれば独英辞典やDudenをお持ちになっても結構です。)
学習する文法事項に自信がない方は,1年時に使った頼りになる教科書や文法の本を持参してください。
参考書 Dreyer, Hilke & Schmidt Eberhard, Lehr- und Übungsbuch der deutschen Grammatik Die gelbe akutuell, Hueber, 2009, 1 edition
Deyer&Schmidtの文法書はDaF(Deutsch als Fremdsprache 外国人のためのドイツ語)むけに書かれたものです。この本には皆さんが必要とする基本知識が簡潔に書かれているのと練習問題がありますので,予習・復習として自習される方には最適だと思います。ただしあくまでも DaF 向けなので,ドイツ語学的な,言語学的なドイツ語理解とは異なる実用的な記述の仕方です。よって学校文法的なので授業で解説する方法とは違います。実用と学問,その違いを知ることも大切だと思います。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(50%)、授業参画度(30%)、第14回目教室外学習課題の成績(20%)
授業内テスト(13回目)は必ず受けてください。
授業参画度は毎回の宿題プリント・授業中に行った課題の成績により評価します。
授業内容の定着を目指すための宿題プリントは添削採点してお返しします。必ず解き直しによる復習をして下さい。
欠席回数が5回以上の場合は単位を認めません。(評価はEになります。)
課題を出さない,宿題をださないと平常点・その他の点が加算されず成績評価に大変不利になりますので,御注意を。
オフィスアワー 火曜日の昼休みに本館講師控室を訪ねてください。
上記以外に電子メールでも受け付けます。(miyazawa@lit.tamagawa.ac.jp 全角を半角に変換して送信してください。)

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