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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
ヨーロッパの教育1
教員名 関川 悦雄
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ ヨーロッパの教育制度とその思想の特質をとらえる
授業のねらい・到達目標 本講義はヨーロッパ諸国の教育制度や教育思想を講述する。受講生はこの講義を通して、今日の日本の教育制度や教育思想のルーツと今日の教育課題の根源を学ぶことができるようになる。
授業の方法 原則として講義形式で行なうが、少人数の場合はゼミ形式をとることもある。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 単位の実質化を図るために、第2回以降の講義のテーマについて、それに関連してテキスト・参考書の該当の章と関係文献を事前に読んでおくこと、また講義終了時にそのつどそのテーマに係るレポートを作成し、これにより専門内容を習得できるにすること。
授業計画
1 ・講義ガイダンス
・次回の「今日の学級とコメニウス」(テキストp.11~19)を予習する。
2 ・明治期日本の学校における西洋教育の輸入(1)一30年戦争後のコメニウスの一斉教授法の始まりとその後の展開。
・授業後に講義内容を整理し、次回の「教授定型化とヘルバルトの科学的教育学」(テキストp.64~75)を予習する。
3 ・明治期日本の学校における西洋教育の輸入(2)―ヘルバルトの教授四段階説とヘルバルト学派の五段階教授法。
・授業後に講義内容を整理し、次回の「今日の幼稚園とフレーベルの生涯・幼稚園創設」(テキストp.77~88)を予習する。
4 ・明治期日本の幼稚園における幼児教育の輸入―フレーベルの幼稚園創設と恩物による幼児教育思想の普及。
・授業後に講義内容を整理し、次回の「ロックの思想と理性」(テキストp.33~40)を予習する。
5 ・17世紀の市民社会の成立と紳士教育―ロックによるジェントルマンの形成。
・授業後に講義内容を整理し、次回の「子どもの人権とルソーの教育論」(テキストp.42~51)を予習する。
6 ・18世紀の近代国家の成立と〈子ども〉の誕生―ルソーの子ども観。
・授業後に講義内容を整理し、次回の「ペスタロッチの生立ちと教育事業・直観教授」(テキストp.53~63)を予習する。
7 ・18・19世紀の社会主義の思想と初等教育の普及―ペスタロッチの直観教授による貧児教育と博愛主義的教育。
・授業後に講義内容を整理し、次回の「ヨーロッパの新教育運動の展開」を専門書で調べる。
8 ・近代から現代までのヨーロッパ新教育運動の展開―児童中心主義の成立・その普及と私立学校の創設。
・授業後に講義内容を整理し、次回の「新教育運動とデューイの実験学校」(テキストp.99~106)を予習する。
9 ・19世紀末から20世紀初頭の新教育運動下の実験学校と世界恐慌―デューイの『学校と社会』の意義。
・授業後に講義内容を整理し、次回の「ヨーロッパの教育史―古代から近世まで」を専門書で調べる。
10 ・ヨーロッパ教育の歴史(1)―古代から近世まで。
・授業後に講義内容を整理し、次回の「ヨーロッパの教育史―近代から現代まで」を専門書で調べる。
11 ・ヨーロッパ教育の歴史(2)―近代から現代まで。
・授業後に講義内容を整理し、次回の「ドイツの高等教育制度」を専門書で調べる。
12 ・大学の歴史―ドイツの高等教育制度を中心に。
・授業後に講義内容を整理し、次回の「近代社会の成立」を専門書で調べる。
13 ・ヨーロッパの教育史と近代社会の形成―自由・平等・人権。
・授業後に講義内容を整理する。
14 ・ヨーロッパの教育史と現代社会の課題。
・授業後に講義内容を整理する。
15 ・小テストの解説と総括
その他
教科書 関川悦雄・北野秋男 『教育思想のルーツを求めて』 啓明出版 2004年 第2版
なし
参考書 天野正治他編著 『ドイツの教育』 東信堂 1998年 第1版
その他の参考書は随時指示する
成績評価の方法及び基準 レポート(10%)、授業内テスト(60%)、授業参画度(20%)、課題の説明発表(10%)
オフィスアワー 7214研究室(火曜日:13-18時・木曜日:10-18時・金曜日:10-16時出講)
E-mail:sekietsu@chs.nihon-u.ac.jp
備考 日本の学校・教育制度の課題・矛盾にとくに興味・関心のある方の受講を望む

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