文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 国文学科 > *******
日本大学ロゴ

*******

このページを印刷する

科目名
平成28年度入学者
*******
科目名
平成27年度以前入学者
近代文学講義2
教員名 竹田 志保
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 〈セクシュアリティ〉を考える
授業のねらい・到達目標 本講義では、大正期から昭和戦前期頃までの文学テクストにおける〈セクシュアリティ〉について考察する。近年、〈セクシュアリティ〉をめぐる制度や認識のあり方には変化があらわれてきているように見える。多様性が承認される社会が実現したかのような今日の状況は、しかしまた〈セクシュアリティ〉が新たな政治・経済の需要のなかに絡め取られているということでもある。こうした時代に、改めて〈セクシュアリティ〉というものがどのような歴史的・文化的背景のもとに構築されてきたのかを、文学テクストの読解を通じて考えていきたい。
授業の方法 授業は講義形式をとる。プリント資料を配布し、それに基づいて解説をする。随時、受講者に対してコメントカードの提出も求める。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 業内で対象テクストについてのコメントカードの提出を求める場合があるので、事前に指定されたテクストを熟読の上受講すること。
授業計画
1 ガイダンス
2 〈セクシュアリティ〉についての概論 ① (歴史)
3 〈セクシュアリティ〉についての概論 ② (現在)
4 性科学言説 ① (貞操・禁欲・純潔)
5 性科学言説 ② (変態・エログロ)
6 男同士の絆 ① (森鷗外他)
7 男同士の絆 ② (江戸川乱歩他)
8 女性の〈セクシュアリティ〉表現 (青鞜周辺の作家)
9 女性同性愛 ① (吉屋信子他)
10 女性同性愛 ② (川端康成他)
11 異性装 (谷崎潤一郎他)
12 「男性的女性」の問題
13 公娼制度/廃娼運動
14 戦場の〈セクシュアリティ〉
15 まとめ
その他
教科書 教科書は特に指定しない。適宜プリントを配布する。
参考書 授業内で指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(40%)、レポート(60%)
平常点は、授業の出席状況、コメントカードや課題などの内容・提出状況を基に評価する。全授業回数の1/3以上を欠席した場合は、単位を認めない。
オフィスアワー 授業終了時

このページのトップ