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古典文学基礎研究6

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科目名
平成28年度入学者
古典文学基礎研究6
科目名
平成27年度以前入学者
古典文学基礎研究6
教員名 阿部 好臣
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 平安前期物語の基礎と展開
平安時代の物語文学の基本となる前期物語を対象に、作品の基礎となる諸本・成立・作者圏(その時代)の問題から、作品構造、作品の読解などを追求する。
授業のねらい・到達目標 高校の教科書などでも知られる素材を、より深いところから《読む》ことの実践を行い、授業の現場でも十分に余力を持って教壇に立てるようになる。また、作品読解の基本(諸注釈書の位相を見つめなおす)をしっかり身につけるような実践で、研究の磁場の安定をももたらせるようになる。
授業の方法 講義と作品読解の実践を柱とする。諸本のあり方、注釈書のこと、研究史などの基本を確認し、以後は各自の分担による指示した作品の多角的な読解を勧すすめる。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 文学史の基礎知識の復習は行っておく。また、詠むことの基本的な方法を確認し、自己の方法として活用出来るように反復して多くの材料に対して試みること。
授業計画
1 物語文学の位相―文学史的アプローチ・ガイダンス風に
2 前期物語の時代―勅撰三集時代と物語・竹取物語の位相
3 『竹取物語』読解―難題とその世界
4 同―光と帝
5 同―富士の山の段から始まる物語
6 関連論文の読解
7 『伊勢物語』読解―初段の意味
8 同―東下りの物語
9 同―狩使章段の意味するもの
10 同―同上関連論文の読解
11 『大和物語』読解―亭子院の物語
12 同―説話的章段の読解
13 同―近代文学との関連を考える 1
14 同―近代文学との関連を考える 2
15 まとめ 方法としての〈読み〉
その他
教科書 各自、必要に応じて用意する他、プリントなども用意する。
参考書 適宜、授業時に指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(20%)、レポート(60%)、発表の成果(20%)
オフィスアワー 授業の終了時。

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