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自主創造の基礎2

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科目名
平成28年度入学者
自主創造の基礎2
科目名
平成27年度以前入学者
テーマ研究2
教員名 鈴木 晴彦
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業テーマ 名筆から書の面白さを学び、そして書学を考える。
授業のねらい・到達目標 古今東西、文字の成立しないところに、文化・芸術の発達をみることはない。では、独自に文字の成立をみない日本は、どのような状況にあったのか。いうまでもなく、日本は漢字に依存しながらも、新たに仮名文字を創出し、多種多様で高度な文化・芸術を築きあげてきた。では、漢字仮名交りでつづられる日本語表記は、一体いつごろから行われ始めたのか。この授業では、漢字から仮名がつづられ初めたころの名筆を取りあげ、書としての文化・芸術的な面白さを学びつつ、書学とは何かについて考えていく。
授業の方法 まずは平安末期までの名筆作品を鑑賞しつつ、大学での基礎的な書学研究の方法論について、できるだけ具体的にわかりやすく説明する。その上で、時代別にテーマを見つけ出し、そのテーマにしたがってレポート及びプロジェクターにて発表するスタイルで授業を進める。発表にあたっては、グループ発表になる場合もあり、また美術館や博物館などでテーマに関係する企画展が行われている場合、必要に応じて実地の見学も予定している。
履修条件 受講を許可された者のみ履修可。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 受講生におけるテーマ発表は、1回あたり2名~3名の発表を予定している。
授業計画
1 ガイダンス(書学とは何か)
2 書学を研究するには、何が必要か
3 名筆鑑賞とその解説(奈良時代を中心に)
4 名筆鑑賞とその解説(平安時代を中心に)
5 名筆鑑賞とその解説(鎌倉時代を中心に)
6 テーマの選定と分担の決定
7 発表とディスカッション(奈良時代)
8 発表とディスカッション(平安時代)
9 発表とディスカッション(鎌倉時代)
10 発表とディスカッション(室町時代)
11 発表とディスカッション(安土桃山時代)
12 発表とディスカッション(江戸時代)
13 発表とディスカッション(明治・大正時代)
14 キャリア形成について考える1(卒業生の話を聞く1)
15 キャリア形成について考える2(卒業生の話を聞く2)
その他
教科書 全国大学書道学会編 『書の古典と理論』 光村図書 2013年 第4版
参考書 開講時、もしくは随時に指示する。
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 水曜・木曜・金曜の授業終了時であれば、随時応ず。

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