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社会学概論1

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科目名
平成28年度入学者
社会学概論1
科目名
平成27年度以前入学者
社会学概論1
教員名 松岡 雅裕
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 必修
授業テーマ 社会学概論1(前期)においては、まず社会学の基本原理ともいうべき「行為理論」について学びます。
授業のねらい・到達目標 さまざまな社会現象に対する社会学的なものの見方・考え方の基本的な原理を学習します。
つまり、あらゆる社会現象の成り立ちやその安定性・変化(変動や発展)、さらには解体・崩壊(逸脱)までもが、私たちの日々とりおこなう「行為」によって成り立っているという基本的な視点を学びます。これが社会学の基本です。
授業の方法 講義形式が中心となります。授業内容に則したテキストを使用するので、毎回必ずテキストを持参するようにしてください。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 社会学研究の出発点ともいうべき必修科目です。私たちの「行為」が、ミクロな身の回りの生活、そしてマクロな世界やその歴史といった社会的世界を形成しているという専門的な視点を学んでもらいたいと思います。
授業計画
1 ガイダンス(社会学の原理・基礎理論を学ぶことの意義について)
2 社会学的分析の出発点(行為を分析することによって、本当に社会が見えてくるのか?)
3 様々な行為のタイプ(社会学を学ぶ学生の必読書マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の解析を例に)
4 行為を方向づける態度、準拠集団、イデオロギー
5 行為の価値志向性とは何か
6 社会システム論の考え方1(社会システムの基本的単位としての社会的相互行為、および地位と役割)
7 社会システム論の考え方2(社会システム形成の要としての価値と役割期待の相補性)
8 社会的相互行為は人間パーソナリティをも形成する(C.H.クーリーとG.H.ミードによる社会学的人間論)
9 行為のルールとしての文化とパーソナリティ(人間文化のシンボル性と人格形成・社会化について)
10 犯罪と逸脱行動論の基礎1(伝統的アプローチとしてのアノミー論)
11 犯罪と逸脱行動論の基礎2(伝統的アプローチとしての都市化と社会解体論)
12 犯罪と現代の逸脱行動論1(緊張理論、分化的接触理論、機会構造論等)
13 犯罪と現代の逸脱行動論2(ラベリング理論、スティグマ理論等)
14 学習到達度の確認
15 補足と総括
その他
教科書 松岡雅裕ほか 『行為、構造、文化の社会学』 学文社 2011年
教科書に沿って授業を進めていくので、毎回必ず教科書を持参するように。
参考書 授業中に指示します。
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、授業参画度(30%)
学期末試験の得点だけではなく、日々の出席点も重視します。
オフィスアワー 社会学科松岡雅裕研究室。原則水・木・金曜日。

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