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科目名
平成28年度入学者
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科目名
平成27年度以前入学者
宗教学演習3
教員名 小林 紀由
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 原始キリスト教の実態と思想
授業のねらい・到達目標 キリスト教という宗教はどのようにして成立したのか。どのような過程を経てユダヤ教から自立したのか。その過程でどのような問題をかかえ、克服のための議論を展開したのか。そのような課題を探り考えることにより、キリスト教そのものの特徴をとらえようとする。
宗教集団の自立過程を理解することを通して、広く集団のあり方について理解する基本的知識を身につけることを目標とする。
授業の方法 テキストを丹念によみ、共同の討論を経て、授業のねらいの達成のために努力する。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント この授業では新約聖書『使徒言行録』(あるいは『使徒行伝』)を中心資料として読みます。各回に事前に予告する個所を読んでおくように努力してください。授業後はノートをまとめ整理し、疑問点を記録し、次の授業で質問する準備をしてください。
授業計画
1 授業の意図と目的 [準備]シラバスのこのページを熟読しておくこと。
2 原始キリスト教成立の歴史的背景 [準備]この回は予備知識を提供する。事前に予告する文献などを調べておくこと。
3 ペンテコステの物語 [準備]『使徒言行録』1-2章を読んでおくこと。
4 ペテロの活動と信者の生活 [準備]『使徒言行録』3-4章を読んでおくこと。
5 財産の共有という物語 [準備]『使徒言行録』5章を読んでおくこと。
6 ヘレニストと呼ばれるグループ1 ステファノ逮捕前の物語 [準備]『使徒言行録』6章を読んでおくこと。
7 ヘレニストと呼ばれるグループ2 ステファノの説教とその後の物語 [準備]『使徒言行録』7-8章を読んでおくこと。
8 パウロの回心物語 [準備]『使徒言行録』9章を読んでおくこと。
9 ペテロと異邦人伝道の物語 [準備]『使徒言行録』10-11章を読んでおくこと。
10 律法をめぐる論争1 エルサレム会議の記述 [準備]『使徒言行録』15章を読んでおくこと。
11 パウロという人 [準備]『ガラテヤの信徒への手紙』1章を読んでおくこと。
12 律法と信仰をめぐる議論 [準備]『ガラテヤの信徒への手紙』2-3章を読んでおくこと。
13 洗礼という儀礼 [準備]『使徒言行録』18-19章を読んでおくこと。
14 授業の目的、意義の再検討 [準備]扱った新約聖書の個所を読み直し、レポート作成の準備をすること。
15 授業全体のまとめ [準備]作成したレポートを再検討しておくこと。
その他
教科書 新約聖書を用います。新約聖書の用意については初回授業で説明します。
参考書 授業中に指示する
成績評価の方法及び基準 平常点(10%)、レポート(60%)、授業参画度(30%)
オフィスアワー 哲学科小林研究室 月曜・火曜・木曜(時間は授業中に指示する)

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